日本プロフェッショナル販売員協会が「第2回 JASPAセールスプロフェッショナル資格試験」の授与式を開催

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日本プロフェッショナル販売員協会(JASPA)は5月10日、東京・千代田区のLVMHモエ ヘネシー・ルイヴィトン・ジャパンで「第2回 JASPAセールスプロフェッショナル資格試験」の授与式を開催した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

ワールド・モード・ホールディングスが、理事企業としてサポートする日本プロフェッショナル販売員協会は、販売員の地位向上とキャリア、能力開発を支援するため、百貨店、国内外のファッション、時計宝飾を含むブランドが参加し 2016年6月に創設されたもの。「JASPA セールスプロフェッショナル資格」は、販売員の能力の向上、販売職の長期的キャリア形成を促進することを目的とする資格制度。第2回となる今回は、32人が応募し、17人が合格した。

合格者を代表して挨拶したTSI 吉祥寺東急店の八幡智美さんは「試験には販売員の知識やスキルを深めるために多くの学びなおしや実践が必要でしたが、知識と経験をブラッシュアップすることによって、自信を持ち、自分を成長させることができました。今後もお客様の期待に応える販売員であり続けたいと思っています」とコメント。

エルメスジャポン銀座店の小暮弘美さんは「私は異業種から転職し、販売職に就きましたが、どのような職種でも仕事をする上で大事なことは変わりません。それは心を寄せて、真心を込めて楽しい時間をプレゼントすること。そして、心も体も健康で最高のパフォーマンスをするということです。心に刻まれ、心に残る時間をお客様と過ごしたい。これからも頂いた資格に恥じないように精進したいと思います」と喜びを語った。

また、来賓であるTSI ホールディングス取締役の三宅孝彦さんは「販売職はお客様と特別な関係を作ることができる特別な仕事であり、社会的になくてはならない存在になっています。販売という仕事をする人たちという概念を超え、世の中や人々にとって本当に必要な幸せを創り出す仕事として頑張ってください」とあいさつ。

LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン・ジャパンのノルベール・ルレ社長は「オンラインビジネスは大事ですが、私はお店、ブティックという現場に行くことが重要だと思い、時間の半分は現場にいるようにしています。皆さんの仕事は重要で、皆さんの仕事がプロフェッショナルでなければ業界は成り立ちません。お客様の笑顔と満足、カスタマーサティスファクションは1番の宝物。頑張ってください」などと話した。

日本プロフェッショナル販売員協会の代表理事であるエマニュエル・プラットさんは「販売員はブランドやメゾンの先頭に立ち、お客様と接する1番大切な仕事。極端に言えば、本社は皆さんのサポーターかもしれません。コロナによってマーケットやトレンド、お客様の期待も変わってしまいましたが、それを1番理解できるのが販売員の皆さんです。情熱と誇りを持ち、他の販売員のモデルとして頑張ってください」とエールを送った。

JASPAセールスプロフェッショナル資格について

JASPAでは、プロフェッショナルとして求められる4つの基本要素(知識、マインド、教養、技能)をバランスよく一体化している人材、すなわち、お客様との関係を維持、発展する過程で、継続して高い業績を上げられる人材をセールスプロフェッショナルと定義。1次・2次試験および論文の審査を行い、合格者にセールスプロフェッショナル資格を授与。同資格の取得を通じ、販売職の方にプロフェッショナルであることに誇りと自信を持てるような資格となることを目指している。

第 2 回「JASPAセールスプロフェッショナル資格試験」について

【試験概要】
(1)一次試験(筆記)
◆ 試験科目: 教養(40分)、知識(90分)の2科目
◆ 試験会場 :東京、大阪、名古屋、福岡 にて実施
(2)二次試験(ミステリーショッピング)
◆ 試験概要:受検者1人に対しミステリーショッピングを2回実施(別の調査員)
◆ 調査項目:セリングスキル、コミュニケーションと応対マナー、購買意欲、再来店意向の4つの観点から調査。
(3)ミニ論文
あらかじめ設定されたテーマについて800字程度にまとめ出願時に提出。

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