プラステ(PLST)2026年秋冬、村田晴信が「重ねる」スタイルを提案 仕事着から「大人のインフラ」へ

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ファーストリテイリンググループが展開するプラステ(PLST)は、2026年秋冬コレクションを発表した。ウィメンズは「LAYERS FOR A NEW SEASON(レイヤーズ・フォー・ア・ニュー・シーズン)」をテーマに、フェミニンなデザイン、色、表情の異なる素材を重ねたスタイリングを打ち出す。新作は2026年7月下旬から順次発売する。

2026年7月14日に開かれたファーストリテイリンググループの2026年秋冬合同展示会では、プラステ ウィメンズ クリエイティブディレクターの村田晴信が、コレクションの背景や代表的なルックについて語った。

村田晴信が掲げる「大人のインフラ」

村田は、プラステでの取り組みが今シーズンで3シーズン目になるとし、「大人のインフラをつくる」という考えを軸に据えた。

「これまでの、いわゆるオフィスウェアという考え方から解釈を広げ、大人の生活の中で本当に必要なものを彩っていこうというコンセプトへ、大きく転換しています。その中で、大人のインフラにふさわしい上質さや、素材のクオリティー、スタイルをつくっていこうと考えています」

従来の「仕事に行くための仕事着」という考え方から、休日を含む大人の日常に必要な服へと解釈を広げる。素材の上質さを保ちながら、イージーパンツやデニム、スポーティーなアウターなどを組み合わせ、力の抜けたエレガンスを表現した。

上質なリバーコートには、リラックス感のあるイージーパンツを合わせる。村田は「プラステが提案するリラックス感は、部屋着としてのリラックス感ではありません。あくまで外出時にも着られる、きれいできちんとした装いの中にあるリラックス感です」と強調した。

ウィメンズは「甘さ・色・素材」を重ねる

ウィメンズでは、「FEMININE MIX(甘さを重ねる)」「COLOR LAYERED(色を重ねる)」「FABRIC CONTRAST(素材を重ねる)」の3つをスタイリングの柱とした。

フェミニンなデザイン、シーズンカラー、表面感の異なる素材をベーシックな服に加え、コントラストのある装いを組み立てる。プラステのプレス担当者によると、フェミニンさ、色、質感という3つのコントラストが今シーズンの特徴となる。

村田は「コントラストのあるスタイルをつくりながら、エッセンシャルなスタイルを捉えていこうということが大きなポイントです」と語った。

メンズ商品やレースでフェミニンな要素を加える

「FEMININE MIX」では、レースやフリルなどの甘さを、コートやパンツ、シャツといったベーシックなアイテムに重ねる。

代表的なルックでは、ベージュのウールリバーチェスターロングコートとダークブラウンのコーデュロイパンツに、ホワイトのシアーキャンディースリーブブラウスを合わせた。上品なコートとメンズライクなパンツに、キャンディースリーブでフェミニンな要素を加えている。

ウールリバーチェスターロングコートは2万5000円(税込)で2026年10月中旬、シアーキャンディースリーブブラウスは9990円(税込)で同年8月中旬、コーデュロイパンツは1万3000円(税込)で同年8月下旬の発売を予定する。

オフホワイトのフーテッドブルゾンとホワイトのシアードルマンシャツの内側からレースをのぞかせ、ブラックのレーヨンブレンドタックワイドイージーパンツを合わせたスタイルも展開する。フェミニンな要素を前面に押し出さず、スポーティーなアウターやシャツの間から部分的に見せることで軽やかさを加えた。

ウィメンズのルックには、実際のメンズ商品も取り入れた。グレーのウォッシャブルフラノジャケットとブルーのワッシャーブロードレギュラーカラーシャツに、オフホワイトのサテンレースコンビスカートを合わせ、コントラストを効かせた。

村田は「象徴的なのは、メンズのジャケットのようなアイテムに、サテンとレースのスカートを合わせたスタイルです。このようなコントラストを効かせたスタイルが、今シーズンのプラステの大きなポイントになっています」と位置付けた。

レッドやブルーを重ねて色に奥行き

「COLOR LAYERED」では、ベーシックカラーを軸にシーズンカラーを重ねる。シーズンカラーによって華やかさや季節感を加え、カラーブロッキングでスタイリングに奥行きを出す。

秋はブラウンをベーシックカラーとし、レッド、ピンク、ブルー、ピスタチオをシーズンカラーに設定した。冬はベージュとキャメルを軸に、レッド、ミント、ペールイエロー、ライトピンク、ライトブルーを取り入れる。

展示会では、少し朱色がかったレッドのソフトボイルドメリノウールクルーネックセーターとソフトボイルドメリノウールVネックセーターを重ね、グレーのレーヨンブレンドタックワイドイージーパンツを合わせたスタイルも紹介された。

ベージュのウールリバー2WAYネックロングコートにイエローのソフトボイルドメリノウールタートルネックセーターを合わせたルックや、ダークブラウンのフェザーヤーンニットコートにブルーのメリノウールブレンドハイネックリブセーターを組み合わせた装いも並んだ。

村田は「今シーズンは、カラーブロッキングの要素も取り入れています。カラーブロッキングを取り入れながら、スタイリングに奥行きを出していくことが大きなポイントです」とした。

コーデュロイやサテンで素材のコントラスト

「FABRIC CONTRAST」では、表情感のある素材と、フラットで軽さのある素材を組み合わせる。

これまでのプラステでは滑らかな表面の素材が多かったが、今シーズンはコーデュロイやスエード調素材、毛足のあるニットなどを加えた。村田によると、ニットにはジャカードから着想を得た表情も取り入れた。プレス担当者は、従来より膨らみや温かみを感じさせるニットが増えたとしている。

ダークブラウンのマウンテンパーカには、オフホワイトのヴィンテージサテンナロースカートを合わせた。スポーティーなアウターとサテンのスカートを組み合わせ、素材感に加え、スポーティーさとエレガントさにもコントラストをつけた。

村田は「同じスポーティーなアイテムでも、例えばマウンテンパーカのようなものにサテンのスカートを合わせることで、素材感のコントラストやコンセプトのコントラストをつくっています」と意図を明かした。

マウンテンパーカは2万5000円(税込)で2026年9月下旬、ヴィンテージサテンナロースカートは9990円(税込)で同年9月中旬の発売を予定する。

ダークグレーのウールリバーチェスターロングコートの内側に、オフホワイトのダブルフェイスジャージーブルゾンを重ね、ブルーのPSハイライズワイドジーンズを合わせたルックも登場した。上質なコートにカジュアルなアイテムを合わせ、仕事の日だけでなく休日にも着られるスタイルとした。

プリーツイージーパンツで見た目と着心地を両立

今シーズンの着心地に対する考えを象徴するアイテムの一つが、プリーツイージーパンツとなる。

閉じた状態ではプリーツスカートのように見えるが、開くとパンツになっている。スカートのようなきれいな見た目と、リラックスしたはき心地を両立した。

村田は「フェミニンなプリーツスカートに関しても、着ているときの心地よさを感じられるよう、実はパンツになっています。着用時の心地よさや、気持ちの軽さを表現していることが、コレクション全体を通した大きなポイントになっています」と語った。

プリーツイージーパンツはブラックで、価格は1万4000円(税込)。2026年8月中旬の発売を予定する。

仕事と休日を横断する日常着へ

村田は、今シーズンの方向性を単純なカジュアル化とは捉えていない。

「プラステが『カジュアル化する』という言い方では少し意味が強くなりますが、日常に対する解釈を広げていこうと考えています。大人のインフラになるために、仕事の日だけでなく、休日にも大人の必需品として着ていただけるものをつくり、そこに上質さを加えていこうとしています」

フーテッドブルゾンとレース、マウンテンパーカとサテン、ウールコートとデニムなど、性格の異なるアイテムを重ね、仕事の日だけでなく休日にも着られる大人の日常着として打ち出した。

メンズは「Ordinary, but Exceptional.」

メンズの2026年秋冬コレクションは、「Ordinary, but Exceptional.」をテーマに掲げる。「良いものを着ている」と実感できる、ワンランク上のカジュアルウェアを定番とする。

グレー、ベージュ、ネイビー、ブラックをベーシックカラーとし、トープ、ブラウン、ダークピンク、ブルー、カーキ、イエロー、マンダリンをシーズンカラーに設定した。

ダークブラウンのプレシャスニットメルトンシャツブルゾンには、ワインカラーのソフトボイルドメリノウールクルーネックセーター、グレーのレーヨンブレンドバンドカラーシャツ、ダークブラウンのウォームリザーブワイドパンツを合わせた。

グレーを基調としたルックでは、プレシャスニットメルトンボマージャケット、メリノウールブレンドクルーネックセーター、レーヨンブレンドワイドパンツを同系色でまとめ、グリーンのストレッチコットンブレンドポケットTシャツを差し色に取り入れた。

色使いや素材の質感、着心地、着用を重ねた後の佇まいを意識し、「良いものを着ている」と実感できるカジュアルウェアを揃える。

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