
第37回 日本ジュエリーベストドレッサー賞の表彰式が2026年7月4日、東京ビッグサイト 会議棟1階レセプションホールで行われ、浜辺美波さんや前田敦子さん、堂本光一さん、高市早苗内閣総理大臣らが登壇した。TOKYO JEWELRY FESの併催イベントとして実施された今回、20代部門は俳優の浜辺美波さん、30代部門は俳優の前田敦子さん、40代部門は俳優の松本まりかさん、50代部門は俳優・歌手の高岡早紀さんが受賞。特別賞 エンターテイナー部門には歌手・俳優の堂本光一さん、特別賞には高市早苗内閣総理大臣が選ばれた。浜辺さんは第30回の10代部門以来7年ぶり2回目、前田さんは第22回の10代部門以来15年ぶり2回目の受賞となった。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)
日本ジュエリーベストドレッサー賞は、1990年から毎年開催されている賞で、「最も輝いていた人」「宝石の似合う人」を世代別・部門別に選び、表彰している。第34回までは国際宝飾展の会期中に授賞式を開催していたが、現在はTOKYO JEWELRY FESの併催イベントとして会期中に開かれている。
今回は新たな試みとして会場にランウェイが設置され、浜辺さん、前田さん、松本さん、高岡さん、堂本さんはジュエリーを身に着けてランウェイを歩いた。

20代部門を受賞した浜辺美波さんは、「ジュエリーに誇れる自分になるような気持ちで購入をしています」とコメント。30代部門の前田敦子さんは、「40代、50代部門でまた呼んでいただけるような、そんな女性でいられるように」と話した。
40代部門の松本まりかさんは、1億5000万円のダイヤモンドジュエリーを身に着け、「皆さんの心の中にも、ダイヤモンドの原石というものは必ずある」と語った。50代部門の高岡早紀さんは、「石の持つパワーをたくさん分けてもらってきました」と笑顔を見せた。
特別賞 エンターテイナー部門の堂本光一さんは、「なぜ自分がこの賞をいただけたのか、いまだに分かっていません」と会場を和ませた。特別賞の高市早苗内閣総理大臣は、「日本と日本人の底力がぎゅーっと詰まった日本のジュエリーをはじめ、たくさんの日本や日本製品の素晴らしさを世界に発信していきたい」と話した。
第37回 日本ジュエリーベストドレッサー賞 20代部門 浜辺美波さん

20代部門を受賞したのは、俳優の浜辺美波さん。浜辺さんは、白いドレスに、ナディア(NADIA/ナガホリ)の「Parfait(パルフェ)」イヤリングとネックレスを身に着けて登壇した。
耳元を飾ったイヤリングは、ノーヒートサファイアが持つ原石そのものの美しさに、バロックパールのまろやかなつや感とダイヤモンドの輝きを組み合わせたもの。K18PGにノーヒートサファイア計3.057カラット、ダイヤモンド計0.47カラット、白蝶真珠を用いた。
首元のネックレスは、ナディアの美意識とブランドコンセプトを結集させたレインボーカラーの一点物。35石、計17.58カラットのノーヒートサファイアと計4.98カラットのダイヤモンドを使い、一石ずつ異なるサファイアのグラデーションと、希少性の高いノーヒートサファイアの輝きが特徴となっている。
浜辺美波さん|ジュエリーを「約束」として身に着ける思い
「この授賞式が始まる前に、『緊張しないで、高価なものですけど楽しんで歩いてくださいね』とお話しくださったんですけど、やっぱりこんなに一点物のハイジュエリーを着けさせていただくと、本当に緊張するなと思って、今でもドキドキしています。素晴らしい輝きで、この輝きに助けられています。
この賞を10代の時にいただきまして、そこから今6年、7年ほどたって、またこの賞をいただけたことを本当に光栄に思っております。
自分自身でジュエリーを購入する時は、ジュエリーを約束として購入することが多くて、自分の中でこのことを守ろうという、そのジュエリーと約束するような、ジュエリーに誇れる自分になるような気持ちで購入をしています。
この賞に恥じぬように、これからもジュエリーとともに自分の人生を素敵に歩んでいきたいなと思っております」と喜びを語った。
第37回 日本ジュエリーベストドレッサー賞 30代部門 前田敦子さん

30代部門を受賞したのは、俳優の前田敦子さん。前田さんは、黒のドレスに、ニッチンのイエローダイヤモンドネックレスとリングをコーディネイトして登壇した。
ネックレスは、一粒一粒の色にこだわって組み合わせたイエローダイヤモンド2.47カラットと、ホワイトダイヤモンド15カラットを使用したもの。爪留めの中心にもダイヤモンドを配し、緻密な細工が際立つデザイン。
リングもイエローダイヤモンドとホワイトダイヤモンドを使い、光のグラデーションを描く一点物。1.61カラットのイエローダイヤモンドと2.78カラットのホワイトダイヤモンドを使用し、リングの中心の爪にもきらめきを忍ばせたデザインとなっている。
前田敦子さん|35歳の節目に「素敵なジュエリーをお迎えできたら」
「美しいですね。ジュエリーがすごく美しくて、今日着けさせていただくのをすごく楽しみにしていました。
15年ぶりくらい、10代の時にいただいて、それ以来こうして選んでいただき、本当に光栄に思います。あの頃はまだまだ、これから素敵なジュエリーを持てたらいいなって夢をはせていた時期だったかなと思うんですけど、もうすぐ35歳になります。
自分でも数々のジュエリーを思い出とともに増やしてこられてはいるんですけども、今年はより一層、35歳という節目なので、とても素敵なジュエリーをお迎えできたらいいなと、今考えているタイミングでいます。
まだこれからもこの仕事を続けていきたいなと思っていますので、40代、50代部門でまた呼んでいただけるような、そんな女性でいられるように、これからもジュエリーとともにお仕事を頑張っていきたいなと思っております」と話した。
第37回 日本ジュエリーベストドレッサー賞 40代部門 松本まりかさん

40代部門を受賞したのは、俳優の松本まりかさん。松本さんは、白いドレスに、ニッチンのダイヤモンドリングとダイヤモンドネックレスを着けて登壇した。
手元のリングは、10.016カラットのエメラルドカットダイヤモンドを主役に据えたクラシックリング。Fカラー、VS1のダイヤモンドを用い、無駄をそぎ落としたデザインによって、ダイヤモンドそのものの美しさを際立たせている。
ネックレスは、ハンドメイドで仕立てたクラシックデザインのダイヤモンドネックレス。Pt900に135カラットのダイヤモンドを使ったもので、現在では同等の作業ができる職人が存在しないという貴重なジュエリーとして紹介された。リングとネックレスの総額は1億5000万円。
松本まりかさん|「皆さんの心の中にもダイヤモンドの原石はある」
「まずこのジュエリーは、作れる職人さんがいないという、とても文化的にもすごく貴重なジュエリーを着けさせていただいて、その価値が1億5000万円という。やっぱり職人さんがいなくなるということ、そういう文化を守っていかないといけないなと思いました。
このお話をいただいた時に、私はこれまでジュエリーを買うということも、いただくということも、自分がそのジュエリーにふさわしい人間になるまでは、かたくなにしないと決めてここまで来ました。
そんな時に、長年、こんなふうになれたらいいなって漠然と憧れていた、この日本ジュエリーベストドレッサー賞のお話をいただきました。非常に驚いたのと同時に、すごくうれしい。でも、自分はこの賞を受賞するに値しない人間なんじゃないかということと葛藤しました。
でも、ここに立ちたいという思いがすごく強くて、どうやったらこの場に立つに値する人間になるのか、または値しないままここで受賞する、立てるにはどういう意味があるんだろうというのを、この数カ月間ずっと考えていました。
そんな時に、女優のMEGUMIさんとお食事をする機会があって、MEGUMIさんが颯爽と歩いてこられて、私と同じく右手の中指に一粒ダイヤのジュエリーをしていたんです。そこにすごく目を奪われて。そしたらMEGUMIさんが『プレゼントします』って言ってくださったんですね。
今まで私は、かたくなに、自分で買えるようになるのか、またはパートナーの方からいただくのか、どちらかかなと思っていたんですけど、まさかMEGUMIさんとは思わなくて。でも、その時に初めて『ありがとうございます』って言えたんです。
輝いている先輩女優さんからダイヤモンドを素直に受け取れる自分になった。そういう人生だったんだ、自分にとっては。そして、この賞を目前に、『私、日本ジュエリーベストドレッサー賞を受賞することになったんです』って言ったら、MEGUMIさんが『私もまりかちゃんと同じ42歳の時に、日本ジュエリーベストドレッサー賞を受賞したんだ』と。そういうのも、とても運命的なものを感じました。
それをどういう時に着けようかなって思った時に、家ではめてみたんです。その時に、これは誰か外に見せるものではなくて、自分自身をエンパワーメントしてくれる存在なんだってすごく思いました。本当に輝いていて、自分もこうありたいなって、こういう輝いた人生を、残り半分ぐらいの人生、送っていきたいなと思いました。
私がここに立つ意味は、まだ私は値しないと思ってはいるけれども、でも、このことを伝えられたらいいかなというふうに思ったんです。皆さんの心の中にも、ダイヤモンドの原石というものは必ずあって、それを輝かせて、ぜひとも生きていってほしい。
人生を豊かに生きていって、キラキラ輝いて生きていってほしいなということを、とても思いました。私がこうやって取れるんですから、本当に皆さんも輝かせて、この社会で楽しくキラキラ生きていきましょう」と語った。
第37回 日本ジュエリーベストドレッサー賞 50代部門 高岡早紀さん

50代部門を受賞したのは、俳優・歌手の高岡早紀さん。高岡さんは、黒のドレスに、デイビッド・モリス(DAVID MORRIS/ナガホリ)の「デイジー カスケード」ピアスとネックレスを着けて登壇した。
ピアスは、ダイヤモンド計3.06カラットを使用した「デイジー カスケード ピアス」。ネックレスは、ダイヤモンド計9.84カラットを用いた「デイジー カスケード ネックレス」。ダイヤモンドで形作られた小さな花が連なり、流れるようなラインを描くデザインとなっている。
高岡早紀さん|芸能生活40周年で受けたジュエリーの賞
「今、ここに登壇させていただく前に鏡がありまして、その鏡をじっと。このジュエリーをまとっている私、そしてこのジュエリーをずっと眺めていました。この繊細で美しいパワー、石の持つパワーをたくさん分けてもらってきました。本当に素敵で、まとっているだけで、とても高貴な気分になります。
今ちょっと、しゃべりがずいぶん高貴な感じになってしまって、ちょっと間違えちゃったなと思ったので訂正しますけれども、とても素敵なパワーを持っている石を着けさせていただいて、とても光栄です。
この度は、37回という歴史のあるジュエリーの賞をいただき、そして今までも各界の著名な方たちが受賞しています。それを今、私がいただけていることを大変光栄に思います。
私自身、今年で芸能生活40周年となります。今でも、この40年という長い間、芸能の仕事をさせていただいていますけれども、その中で培ってきたものや、いろいろなものが今の私を作っています。
今、この50代でこの賞をいただけたことは、もう少し長い間、この俳優という仕事をさせていただきたいと思っていますので、重要な要素になると信じています」とあいさつした。
第37回 日本ジュエリーベストドレッサー賞 特別賞 エンターテイナー部門 堂本光一さん

特別賞 エンターテイナー部門を受賞したのは、歌手・俳優の堂本光一さん。堂本さんは、ジャケットからシャツ、パンツまで全身黒のコーディネイトに、ナディアの「L’atelier couleur(アトリエ・クラー)」ルビーネックレスなどを身に着けて登壇した。
ルビーネックレスは、K18PGとPt950に3.130カラットのノーヒートルビーと計6.57カラットのダイヤモンドを使ったもの。人工的な加熱処理をしていないノーヒートのルビーを用い、天然の輝きを生かした貴重なジュエリーとして紹介された。
堂本光一さん|「なぜ自分がこの賞をいただけたのか」
「宝石って、自分で着けると自分で見えないんですね。大丈夫ですかね。着ける前に繊細で素晴らしい輝きを放っていたので。大丈夫かなって、心配しかしていません。
今回、なぜ自分がこの賞をいただけたのか、いまだに分かっていません。これランウェイって言うんですね。私も普段ステージに立ったりはするんですけども、だいたい僕らの界隈では花道っていう言い方をするんです。
先ほど説明を受けていた時に、『ランウェイを』とおっしゃっていたので、『ランウェイ? 花道を行って戻ればいいんですよね』って言ったら、『花道?』っていうような顔をされながらの、今ここに立っております。
余談かもしれませんけど、私、昔、稽古場とかで、後輩にKAT-TUNというやんちゃな奴らがいまして、奴らが稽古場にもジュエリーを着けて稽古をしていたのを見て、『ふざけんじゃねえ! 取れ! この野郎!』と怒ったことがあります。
今後はそのような光景を見たら、ジュエリーベストドレッサー賞受賞、とマウントを取りたいと思います。というわけで、なぜ私はこの賞をいただけたのか。自分を探す旅に出たいと思います」と会場を和ませた。
第37回 日本ジュエリーベストドレッサー賞 特別賞 高市早苗内閣総理大臣

特別賞を受賞した高市早苗内閣総理大臣は、白いジャケットと黒いスカートに、白蝶真珠とダイヤモンドを用いた「Heart」イヤリングとネックレスを着けて登壇した。
イヤリングは、自然が生み出す真珠ならではのフォルムと、柔らかなゴールドの輝きが特徴。K18WG、K14WGの金具に白蝶真珠と1カラットのダイヤモンドを使ったもの。ネックレスもハートシェイプパールを用い、一粒ごとに表情が異なる唯一無二のジュエリーとして紹介された。K18WGに白蝶真珠と6.08カラットのダイヤモンドを組み合わせている。
高市早苗内閣総理大臣|日本のジュエリーを世界に発信
「今日はこのような素晴らしい賞を賜り、本当にうれしく、光栄に存じております。
昨夜遅く、インド出張から帰ってまいりました。もちろん、モディ首相との首脳会談も、真珠のネックレスを着けておりました。おそらく今回の受賞は、私が国内でも、また国際会議など海外でも、常に真珠のアクセサリーを着けていることが理由なのかなと思いました。
でも実は、ほとんどが母親の形見です。ちょっと長い寸法のザラッとした真珠のネックレスを短くしてもらって、余った真珠でイヤリングを作っていただいたり、そんなことをしながら大切に使っています。
真珠の養殖技術というのは、日本が発祥の地とされています。今も日本から世界中に、たくさん真珠が輸出されています。
本日、こうして身に着けさせていただいている、このハート型のゴールドパール。これも日本の養殖技術を使って、一つずつ大切に育てられて、真珠が本来持っている色、輝き、これを大切にしながら、このような美しい製品に仕上げて、世界中にお届けされているということです。
まさに日本の底力や、と思います。私は日本と日本人の底力、これがぎゅーっと詰まった日本のジュエリーをはじめ、たくさんの日本や日本製品の素晴らしさを世界に発信していきたいなと思っています。
そして、このジュエリーの輝きのように、多くの日本にいらっしゃる皆さんが、『いや、日本の未来は明るい』と、そう思っていただけるように、一生懸命働いてまいります」と語った。
第37回 日本ジュエリーベストドレッサー賞表彰式























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