「ティム・バートンのラビリンス」日本初上陸 オフィシャルサポーターに就任した板垣李光人さんが登壇

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没入型展覧会「ティム・バートンのラビリンス(Tim Burton’s Labyrinth)」の報道発表会が2026年9月8日、東京・京橋のTODA HALL & CONFERENCE TOKYO HALL Bで開かれ、オフィシャルサポーターに就任した俳優の板垣李光人さんが登壇した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

同展は2026年11月25日から2027年2月21日まで、東京・豊洲のCREVIA BASE Tokyoで開催する。2022年にスペイン・マドリードで開幕し、6カ国8都市を巡回して100万人以上を動員。日本初上陸、アジア初開催となる。

板垣李光人さん、幼少期から約20年ティム・バートン作品に魅了

板垣さんはオフィシャルサポーター就任について、「監督の世界観に魅了されて、かれこれ20年ぐらい経っている」と説明。幼稚園生の頃に作品と出会ったといい、「まさかこういった形でお仕事をご一緒させていただけるとは思っていなかったので、本当にうれしかったですね。光栄です」と喜びを語った。

絵を好きになるきっかけについても、「最初に出会って、『この絵とか世界観、すごく好きだな』と思ったのが監督作品だった」と振り返った。

自身がこれまでに発表した作品にも影響を感じているという。過去に開催した個展について、「絵の雰囲気や色彩の感じには、確かに根底に監督の作品を見て育ってきた痕跡を、自分の作品ながらに感じたりはしました」と話した。

「鮮やかだけどほの暗い」板垣李光人さんが語るティム・バートン作品の魅力

アートや創作活動にも取り組む板垣さんは、ティム・バートンさんの作品について、「鮮やかだけどほの暗さがあって、ほの暗いんだけれどもすごく鮮やか」と表現した。

色彩について「彼にしか出せない色彩の感覚」としたほか、キャラクターについても「可愛らしさと怖さが共存している」と説明。「いろいろなものが共存している複雑さ」が作品の魅力だと語った。

幼少期から繰り返し見てきた『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』については、登場人物の欲や孤独といった人間らしい部分に触れながら、同時に温かさや優しさ、チャーミングさが描かれている点を挙げた。

俳優としての表現にも共通点を感じているという。板垣さんは「芝居する上で、余白という部分はすごく大事にしています」とし、ティム・バートンさんの作品にも「心理描写、内面の造形の部分で余白を感じられる」と話した。

ティム・バートンさんと作品作りができるとしたら何に挑戦したいかを聞かれると、「やっぱり出たいですね。監督作品をご一緒したいなと思います。夢です」と回答。「監督としてディレクションされたい」と、俳優として作品への出演を希望した。

ティム・バートンさん「日本の文化や創造性は大きなインスピレーションの源」

発表会の冒頭では、ティム・バートンさんから寄せられたウェルカムメッセージ映像を上映した。

バートンさんは「10年ぶりに再び日本で展覧会を開催できることをとても嬉しく思っています」とメッセージを寄せ、「子どもの頃から日本の怪獣映画やSF作品を観て育ったので、日本はいつも私の心の中にあります。日本の文化や創造性は、今も私にとって大きなインスピレーションの源です」と日本への思いを記した。

さらに、日本では多くの芸術的な刺激を受けるとし、「東京は、いつも私に新しいアイデアを与えてくれる場所です」と伝えた。

扉を選ぶたび異なる世界へ ティム・バートンさんの創作世界を体験

「ティム・バートンのラビリンス」は、迷路のような会場内で来場者が自ら扉を開け、進むルートを選びながらティム・バートンさんの創作世界を巡る没入型展覧会。

『シザーハンズ』『ビートルジュース』『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』『チャーリーとチョコレート工場』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などの世界を体験できるほか、日本初公開作品を含む150点以上のオリジナルスケッチを展示する。

レッツゴー(LETSGO)のクリエイティブディレクター、フェリペ・デ・リマさんは、ティム・バートンさんと一緒にゼロから同展を制作したと説明。コンセプトについて、遊びを通してティム・バートンさんの世界を体験することだと語った。

来場者は最初にモンスターの口を通り、4つの扉と中央にボタンがある赤い部屋へ進む。そこから異なる部屋へ進み、どの扉を選ぶかによって体験する世界も変化する。

デ・リマさんによると、それぞれの部屋はティム・バートンさんの頭の中にある異なるアイデアやコンセプトを表現。オリジナル作品に加え、作品をデジタル化して動きを与えた展示や実物大の彫刻なども用意するという。

自身も子どもの頃からティム・バートンさんのファンだったデ・リマさんは、同展を制作する際、「一人のファンが、ほかのファンのために展覧会をデザインするとしたら、どうすればいいだろう」と考えたと明かした。

板垣李光人さん「何周も何周もしたい」

板垣さんは展覧会について、「扉を開けて進むというのが、本当に監督らしいなという感じがしていて」と期待を寄せた。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』で、木にある扉を開けると異なる世界が待っている場面を挙げ、「そういったところを彷彿とさせるような、まさしく監督の脳内に入り込めるような体験が五感でできる」と話した。

見るだけではなく、自ら触れて進む点にも注目。「触覚とか、いろんな五感を使えるというのが、僕自身も楽しみにしているポイントですし、特徴なのかなと思います」と語った。

フォトジェニックな空間について聞かれると、ティム・バートンさんが描くストライプや、少しいびつな模様などにも触れた。その上で、「それを見つけるだけで1周終わりそうだなと思うんですよね。何回も行かないと。完全に100%、120%楽しむには、何周も何周もしたいなと思います」と期待を示した。

最後に板垣さんは、「ティム・バートン監督の世界、そして頭の中を、見るだけではなく、自分の五感を使って感じていただける機会というのは、そうない機会」とし、「ぜひ全身を使って、ドアを開けて、迷宮に迷い込んで」と来場を呼びかけた。

開催概要

ティム・バートンのラビリンス

会期:2026年11月25日~2027年2月21日
会場:CREVIA BASE Tokyo[東京・豊洲]
所在地:東京都江東区豊洲6-4-25
アクセス:ゆりかもめ「市場前」駅徒歩3分
休館日:毎週火曜日、2027年1月1日、2日
主催:LETSGO Japan
公式サイト:https://www.tokyo.timburtonexhibition.com/
公式チケット:FEVER

一般日時指定券は月~木4,400円(税込)、金4,700円(税込)、土・日・祝5,000円(税込)。

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