日本ファッション・ウィーク推進機構とWSNがパートナーシップ強化 「RUN x ANDAM SHOWROOM TOKYO」第2回開催

  • URLをコピーしました!
Pocket

日本ファッション・ウィーク推進機構とWSNは、日本とヨーロッパのファッション業界の交流促進に向け、戦略的パートナーシップを強化する。2026年8月31日、東京・渋谷の渋谷ヒカリエで記者発表を開き、若手デザイナーの国際展開や東京とパリを結ぶ今後の取り組みを説明した。

日本ファッション・ウィーク推進機構とWSN、日本とヨーロッパの交流を強化

両者は、2026年に始めた協業を拡大し、「RUN x ANDAM SHOWROOM TOKYO」の第2回開催、ソニア・カラスコ(SONIA CARRASCO)とアンソニー・キャリドン(ANTHONY CALYDON)のコレクション発表、2027年以降に向けた新たな協力分野の模索に取り組む。

パートナーシップでは、ヨーロッパとアジアの間に継続的な接点を設け、デザイナー、バイヤー、小売業者、メディアの交流を促す。東京とパリの間でブランドやアイデア、ビジネス機会の往来を増やし、次世代のデザイナーを支援する狙いだ。

「RUN x ANDAM SHOWROOM TOKYO」に新進7ブランド

「RUN x ANDAM SHOWROOM TOKYO」は、WSNがRUNを通じて主催し、ファッション賞のANDAM、日本ファッション・ウィーク推進機構と連携して展開する。ヨーロッパの新進ブランドを日本のバイヤーや小売業者、メディア、業界関係者につなぐショールームで、第2回は8月31日から9月2日まで、渋谷ヒカリエ8階「8/COURT」で開催している。

参加するのは、STUDIO MARTINI、BERBEC CORP、LUCIE NÉOUZE、SILPA、TERJE VINCENTZ、ソニア・カラスコ(SONIA CARRASCO)、アンソニー・キャリドン(ANTHONY CALYDON)の7ブランド。会期中は全ブランドのデザイナーが来日している。

ソニア・カラスコは9月3日にランウェイショー、アンソニー・キャリドンは4日にプレゼンテーションを行い、最新コレクションを発表する。ショールームとコレクション発表を組み合わせ、アジア市場での認知度向上と商業的な機会の創出を図る。

古茂田事務局長「単発で終わらず続けることが大事」

古茂田博日本ファッション・ウィーク推進機構事務局長は、2026年3月に開かれた第1回に触れ、アランポール(ALAINPAUL)が日本で初めてランウェイショーを行い、話題を集めたと振り返った。

若手デザイナーの支援について「我々も東京で、ファッションを通じて、豊かな才能を持つ若い人たち、これから日本に限らず世界で頑張っていきたい人たちをサポートするプログラムとして、さまざまな取り組みを行っている。今回の取り組みにも、そうした考えと相通じるものがある」と述べた。

海外のデザイナーが日本で発表できる機会を設けることにも言及し、「単発で終わるのではなく、続けることが大事。今後も一緒に、ファッションを通じてグローバルに発表できる場を提供し、取り組みを続けていければ」と、継続的に支援する考えを示した。

日本ファッション・ウィーク推進機構は国内デザイナーの海外進出を支援する一方、海外の新進デザイナーを日本市場に紹介することで、双方向の交流につなげる。

マウスCEO「日本とフランスはファッション産業にとって重要」

フレデリック・マウスWSN CEOは、日本とフランスの関係について「日本とフランスは、世界のファッション産業にとって最も重要な国々だと考えている。日本は、世界のファッションにとって最も重要な国の一つだ」と述べた。

約30年にわたりファッション業界に携わってきたマウスCEOは、「ファッション産業は美しく、同時に挑戦の多い産業であり、人々に感情をもたらす。それは、私たちが生きる今の世界において本当に重要なことだ」と強調。「日本の文化はフランスでも注目されているので、これからの取り組みを楽しみにしている」と期待を寄せた。

参加ブランドの選定については「ブランドの選考はパリで行っている。アジア市場、さらに世界市場で活躍する可能性が高いと考えられるブランドを選び、パリでキュレーションしている」と説明した。

日本ファッション・ウィーク推進機構側は、WSNやANDAMから推薦されたブランドについて、日本市場への適性などを検討する。古茂田事務局長は、グローバルに活動できる才能に加え、ターゲット市場にきちんとリーチし、ビジネスを展開する視点が必要だとした。

マウスCEOは、特に気になる日本ブランドを問われると、「一つのブランド名を挙げるのは難しい。私たちは数多くのブランドを扱っているからだ」と回答。その上で「日本に来るたびに、2個目の荷物を持ってフランスへ帰るほど買い物をしている。何でも買いたくなる。特定の一つを挙げることはできないが、日本独自のファッションの作り方にとても引かれている」と、日本のファッションへの関心を示した。

2027年以降も新たな協力分野を模索

日本ファッション・ウィーク推進機構とWSNは、創造性、国際的な認知度向上、長期的な事業開発を支援する取り組みを通じ、2027年以降も協力を拡大するという共通の目標を掲げている。

現時点では具体的なプロジェクトは発表されていない。両者は、日本とヨーロッパのファッション業界の結びつきをさらに強めるため、新たな取り組みを引き続き模索する意向だ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!