「第19回 ボキューズ・ドール国際料理コンクール 日本代表 壮行会」が開催

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「第19回 ボキューズ・ドール(Bocuse d’Or)国際料理コンクール 日本代表 壮行会」が12月14日、東京・銀座のアルジェントで行われ、日本代表の石井友之シェフ(株式会社ひらまつ アルジェント スーシェフ=写真中央=)とチームジャパンサポートメンバーなどが出席した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

ボキューズ・ドール(Bocuse d’Or)は1987年に、現代フランス料理の父と称されるポール・ボキューズによって創設された世界最高峰の料理コンクール。世界24か国のシェフによる決勝大会が開催される同コンクールは各国のトップシェフが審査員を務めており、「料理界のオリンピック」「美食のワールドカップ」とも呼ばれている。

「第19回 ボキューズ・ドール国際料理コンクール フランス本選」は、来年2023年1月22日と1月23日の2日間、フランス・リヨンのユーレクスポ、シラ国際外食産業見本市内特設会場で開催される。今回、プラッター(大皿料理)の課題食材はスコットランド産の「アンコウ」。プレート(皿盛料理)は「子供のための食事」をテーマに、課題食材である「カボチャ」と卵を使ったコース料理を作成する。

石井シェフは「今、いろいろな料理を作っています。まだ、自分の理想には到達していませんが、大会当日まであきらめず、最高のものを出していきたいと思っています。万全の準備をして本大会に向かいたい」とあいさつ。「今回は勝つためにやっているので、世界大会の中で自分の料理がどの位置にあるのかということを考えると、不安にもなりますが、(チームジャパン)メンバーに食べてもらって、おいしいと思ってもらえるものができれば、勝てるのではないかと思っています。子供のための料理というテーマについては、自分の子供に聞いたり、カボチャを食べてもらったりしています。子供が食べて、暖かくて、おいしいと思うような料理を作りたい」などと話した。

また、日本ボキューズ・ドール・アカデミー会長兼チームジャパンコーチの浜田統之シェフ(星のや東京)は「今回はお子様のメニューを作ることになりましたが、メニューが変わるときは順位も大きく入れ替わる」とした上で、「勝つための仕組みがなかったので、今までどういう戦いをして、どこがよく、どこが悪かったのかから始め、メンバーを誰にすればいいのかというチーム編成や、何をしなければいけないかを戦略として落とし込みました。それが形になってきました。そういう意味で、全く違う戦いになっているので、今回は上位に行ける体制ができたなと感じています」と強調。

日本ボキューズ・ドール・アカデミー統括委員長兼チームジャパンテクニカルディレクターである長谷川幸太郎シェフ(KOTARO HASEGAWA DOWNTOWN CUISINE)もチームの戦略について「今回は体制を大きく変更しています。今まではフランス人がコーチでしたが、今回は優勝常連国のデンマークや北欧のスウェーデン、ノルウェーなどで入賞した選手がコーチになるように、浜田シェフがコーチになり、ブースの前に立つことで、『今年の日本は違う』というインパクトを与えたい。また、浅草に本選当日と同じ大きさ・形状のキッチンラボを作りました。北欧やフランスでは1年間国家予算などで全面的なサポートを行っていますが、今回は日本も、ひらまつの全面的バックアップにより石井シェフはコミの林大聖(サンス・エ・サブール)と2人で約半年試作に専念できる状況を作っています。さらに、台車や器具も特注で作っています」と説明。「外堀は固めました。おいしい料理を作ることができれば勝てるのではないかと思っています」とフランス本選に向けた意気込みを語った。

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