第18回ボキューズ・ドール国際料理コンクール(Bocuse d’Or)日本代表戸枝忠孝シェフ(レストラントエダ)は9位に

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「第18回ボキューズ・ドール(Bocuse d’Or)国際料理コンクールフランス本選」が9月26日と27日の2日間、フランス・リヨンのユーレクスポ シラ外食産業見本市内特設会場で行われ、日本代表の戸枝忠孝シェフ(レストラントエダ)=写真中央=が9位に選ばれた。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

トップシェフが世界一をかけて競う美食のワールドカップ「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」は、1987年に現代フランス料理の父と称されるポール・ボキューズにより創設された国際的な料理コンクール。「第18回ボキューズ・ドール(Bocuse d’Or)国際料理コンクールフランス本選」は1月25日と26日に開催される予定だったが、世界的な新型コロナウィルス拡大の影響で延期。9月に開催され、21か国が出場した。

「(新型コロナウィルスによる)未曾有(みぞう)の健康危機でレストランの多様性を強化することが必要になる中で、テイクアウトが1番有力な対応。代表選手の想像力をテイクアウトの提供に使ってもらいたい」ということから、フレキシタリアン(最高級の肉とベジタブル料理の出会い)とテイクアウトの2つをテーマに設定。プラッターテーマの「フランス産牛肩肉」とテイクアウトの「チェリートマトをベースとしたコース料理(前菜・メイン・デザート)」を課題料理にした今回。

フランス代表のダヴィ・ティソ(DAVY TISSOT)シェフが優勝した。また、準優勝はデンマーク、第3位はノルウェーに決定。特別賞として、ベストプラッター賞がアイスランド、ベストTake away賞がスウェーデン、ベストコミ賞がスイスに、それぞれ贈られた。日本代表の戸枝シェフは食材にわさび、しそ、みょうが、味噌などを使い、日本の独自性をフランス料理の技法に込めた料理を提出し、評価されたが表彰台には届かなかった。

10月27日、東京・代官山のメゾン・ポール・ボキューズで行われた「第18回ボキューズ・ドール(Bocuse d’Or)国際料理コンクール 日本代表 報告会」で、戸枝シェフは「チームジャパンとしては残念な結果になってしまいましたが、みなさんのおかげでしっかりと準備が出来たし、料理もチームとして悔いのないものが出来た、やり切れたと思っています。この経験をしっかりと次の代表に伝え、チームジャパンが表彰台の常連になれるようにしていきたいと思っています」と挨拶。

本選で試食審査に当たった日本ボキューズ・ドール・アカデミー会長の浜田統之シェフ(星のや東京)も「年々レベルが上がってきていると思います。私はメインディッシュの試食審査をしましたが、上位3チームは相当作りこんできたなという印象でした。戸枝シェフは9位でしたが、世界で見ると小さなレストランのシェフが戦いに挑んだのは、すごく誇れること。今回の課題を次の日本代表に引き継ぎ、今後上位を狙えるように、アカデミーメンバーがバックアップしていきたい」と話した。

また、ボキューズ・ドールJAPANの辻芳樹理事は「ここ数年のカオスと言える状況の中で日本代表として研さんし、戦い抜いたことを称賛したいと思います」と評価。

報告会の乾杯の挨拶で前回日本代表の髙山英紀シェフは「課題もたくさん見えてきましたが、今回はチームとして本当にまとまっていたのではないかと思いました」などと語った。

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日本代表戸枝忠孝シェフ
日本ボキューズ・ドール・アカデミー会長浜田統之シェフ
ボキューズ・ドールJAPAN辻芳樹理事
前回日本代表の髙山英紀シェフ

写真は「第18回ボキューズ・ドール(Bocuse d’Or)国際料理コンクール 日本代表 報告会」から。

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