イタリア製の高品質マテリアルブランド「アルカンターラ(ALCANTARA®)」は、2024年9月21日、ミラノの「テアトロ・アルチオーネ」で開催されたフェラーリ(Ferrari)2025年春夏コレクションで、メインバックドロップ(ステージの背景)に使用された。ゲストを迎えるアイコニックな「ロッソ・コルサ(鮮やかな赤)」のカーテンと深いウッディブラウンのインスタレーションがショーを引き立てた。
ショーは2025年春夏ミラノ・ファッションウィークの公式スケジュールとして行われ、アルカンターラはファッション業界における存在感を示した。
アルカンターラとフェラーリは、自動車分野で長年にわたってコラボレーションを続け、イタリアの技術、パフォーマンス重視のデザイン、職人技という共通の価値観を共有している。今回のファッション分野での新たな提携は、これまでの長年の関係がさらに進化したもの。
フェラーリのクリエイティブディレクター、ロッコ・イアンノーネが手掛けた2025年春夏コレクション「ザ フェラーリ キャビネット」は、ワードローブを個人的な空間として探求し、フェラーリのスタイルコードを反映したアイテムを通じて、その世界観を表現した。ブランドのDNAに忠実に、イアンノーネはアルカンターラを使い、温かみと親密さのある空間を創り出した。空間は、アルカンターラで内装されたスーパーカーの中からショーを楽しんでいるような没入感を提供する設計となっていた。
アルカンターラ
1972年に設立されたアルカンターラ社は、イタリア製の高品質マテリアルを提供している。アルカンターラ(ALCANTARA)はアルカンターラ社(ALCANTARA S.p.A.)の登録商標であり、独自の技術によって生み出された、優れた感覚、美しさ、機能性を兼ね備えた画期的な素材。その汎用性の高さから、ファッション、アクセサリー、自動車、インテリアデザイン、室内装飾、家電など、さまざまな分野で一流ブランドに採用されている。