「第40回ベストジーニスト2023」一般選出部門は”みちょぱ”こと池田美優さん、菅田将暉さんが2年連続で受賞

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「第40回ベストジーニスト2023」(日本ジーンズ協議会主催)の授賞式が11月9日、恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホールで行われ、SNS調査によりランダムに選ばれた10代から50代までの1万人から“最もジーンズが似合う有名人”を投票してもらい、男女各1名を選出する一般選出部門では、男性は俳優の菅田将暉さん、女性はタレントでモデルの”みちょぱ”こと池田美優さんが2年連続で選ばれた。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

1984年にスタートして今年で40回目を迎えた「ベストジーニスト」。一般選出部門、協議会選出部門、次世代部門の3つの部門があり、その時代に1番輝いている人を部門ごとに、毎年選出・表彰している。

タイ・バンコクに行き、購入したというデニムで登場した池田さんは「昨年に続き、菅田さんと1位を獲(と)れてすごく光栄です。今日は張り切って衣装を着てきてしまいました。殿堂入りを目指して頑張りたい」と笑顔。菅田さんは「昨年も選んでいただいたのですが、(咽頭炎による)体調不良で参加できませんでした。今年は来ることができて、うれしいです」などと語った。

また、ベストジーニスト選考委員会による協議会選出部門では、俳優の松重豊さん、俳優でモデルの飯豊まりえさん、料理家で食育インストラクターの和田明日香さん受賞。「協議会選出部門 グローバル特別賞」ではバスケットボール男子日本代表の富樫勇樹さん、「次世代部門」では歌舞伎俳優の市川染五郎さん、俳優の莉子さん、VTuberの叶さんが選ばれた。

更に協議会選出 特別貢献賞は、デニムをはじめとした様々なファブリックの残反を使ったアップサイクルプロジェクト「ピースdeミライ」を実施し、企業が垣根を越えて連携してファッション業界が抱える社会課題に向き合うことに貢献しているとして、三越伊勢丹が選出された。

第40回ベストジーニスト2023一般選出部門 池田美優さん

「できるなら撮りたいという感じがありましたし、昨年も殿堂入りしたいと言っていましたけど、まさか2年連続とは思っていませんでした。来年は3年連続、殿堂入りを本気で狙っていきたいと思っています」と意気込みを語った池田さん。「プロデュースするもののパッケージなどもデニムのような柄にしたり、アパレルブランドとコラボレーションさせていただくときにもプレスの方に『”みちょぱ”って言ったらデニムだよね』と言ってもらって、何回か作らせていただいたり。また、今年は生放送で草なぎ剛さんに選んでもらったジーンズを購入するという企画を提案して、やらせていただいたのですが、『これが絶対いいよ』と勧めていただいたものが私の予算をはるかに超えた、まさかの約100万円のデッドストックで。値段ではないのですが、誰も通していないきれいな状態のデッドストックで、シンデレラじゃないのですが、自分にぴったりだったので、誰かに渡るのが嫌だというのもあって、試着室で急いでカードの上限を上げて買ってしまいました。今、育て中です。今日、はいてきたかったのですが、未熟なので。何年、何十年かけて育てていきたい。いつかそれを着て、こういう場に立てたらと思っています」と話した。

第40回ベストジーニスト2023一般選出部門 菅田将暉さん

「ジーンズの広告をやらせてもらったり、ラジオでは毎週ジーンズをはいていたり、自分で生地を買ってジージャンを縫っていたり、それをテレビで言ったりしていたので、そういう積み重ねだと思います。ジージャンを作ったことはありますが、ジーパンはないので、作ってみたいです。縫う時間が結構楽しいんですよ。地味な作業なのですが、1回作ってみると、当たり前にある洋服というものが1本1本繊維でできていて、それが生地になって、急に服に変わる瞬間が訪れる。そういうのを見るとものづくりをリスペクトできます。自分で縫ったものはぐちゃぐちゃで、市販されているものがいかに凄いのかがわかりますし、愛着がわきます」というエピソードを披露。「2年連続は全然意識していなかったので、びっくりしています。昨年、選んでいただいたのに出席できず、もう一生選ばれないと思っていました。来年は意識します。ただ、おやじにだけは『お前、そんなにジーパンをはいていたか』と言われたので。それがおやじと俺の距離感かなと」などと語った。

第40回ベストジーニスト2023協議会選出部門 松重豊さん

「子供の頃(1970年代)からジーンズとともに育ってきた気がします。自分の体に合うものを集めていくうちに、倉庫には山のようにジーンズが眠っていて、気づいたらこういうところに呼ばれるようになりました。それもジーンズとの50年の御縁なのかなと思って、感謝しています。バラエティ番組にも出ていないし、ジーンズをはいて表に出たこともないのに、なぜ選ばれたのだろうと思っていましたが、ジーンズをはいて買い物をしている姿を見られて、女優さんに『あそこのオーケーで買い物をしていましたよね』とか聞かれるので、そういうところで見られているのかなと。外を歩くときには油断せずに、ジーンズの着こなしには気を付けたいと思っています」と述べた。

第40回ベストジーニスト2023協議会選出部門 飯豊まりえさん

「実は、今から約12年前に新人部門にエントリーしたことがありましたが、そのときは受賞できませんでした。今回、子供の頃から憧れていた賞に選出していただいたことの意味をかみしめています。子供の頃の私にこのトロフィを渡したいと思います」とあいさつ。

第40回ベストジーニスト2023協議会選出部門 和田明日香さん

「ジーンズは30本ぐらい持っているのですが、最近、体型が変わって半分ぐらい入らなくなってしまい、中学1年生の娘に譲ったりしていて。『大好きなジーパンも似合わなくなっちゃうのかな』と思っていたときに受賞の話があり、何かあきらめるなと活を入れられたような気持ちになりました。ジーパンやデニムのジャケットは年齢や体型にかかわらず、堂々と着ることが一番かっこいいと思います。好きなものを好きと言い続けるとどこかで誰かが見てくれていて、こうやって素敵な賞を頂けることもあるので、これからもおいしいものをいっぱい食べて好きなお酒をいっぱい飲み、堂々とジーパンをはいていけるように頑張りたいと思います」と笑顔。

第40回ベストジーニスト2023協議会選出部門 グローバル特別賞 富樫勇樹さん

「他のスポーツの選手は何人か受賞していますが、バスケットボール選手としては初めてなので、すごくうれしいです。バスケットボールはファッションと非常に関係性が深いスポーツだと考えているので、バスケットボールだけでなく、こうした場でも注目されるようになりたいと思います」という。

第40回ベストジーニスト2023次世代部門 市川染五郎さん

「1970年代、80年代のファッションが好きで、仕事のときはそういうファッションを意識してコーディネートを用意していただくことが多いのですが、今回はデビッド・ボウイ、マイケル・ジャクソン、沢田研二さんの3人のファッションを混ぜたようなコーディネートにしました」という市川さん。「デニムは着れば着るほど体になじみ、使えば使うほど味が出てくるものだと思います。ジーンズのように自分の芸が自分自身になじむくらいまでいくことを目指し、役者という仕事を追求したい。歌舞伎役者は死ぬまで修行の日々ですので、そういう精神を大事にして続けていこうと思っています」とした上で「歌舞伎の舞台はもちろん、歌舞伎以外のことにも挑戦したい」などと話した。

第40回ベストジーニスト2023次世代部門 莉子さん

「はいていくと、擦れていったり、ダメージが出てきたりする感じがすごく好きで、ふだんから愛用させていただいています。これからも、ジーンズのようにいい味が出せる人間に、そして役者になっていきたいと思います」。

第40回ベストジーニスト2023次世代部門 叶さん

「今まで以上に多くの人に僕のことやVTuberのことを知ってもらえるように頑張っていきたいと思います」。

「第40回ベストジーニスト2023」授賞式

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