「キモノイスト(KIMONOIST)2023」授賞式に高島礼子さん、藤原紀香さん、溝端淳平さん、伊藤健太郎さんが出席

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未来のキモノを発信する人、新しく進化するこれからのキモノを着てほしい人に贈られる「キモノイスト(KIMONOIST)2023」授賞式が10月17日、東京・千代田区の霞山会館で行われ、藤原紀香さん、高島礼子さん、溝端淳平さん、伊藤健太郎さんが出席した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

2021年にスタートした「キモノイスト」は、着物が好きな人や似合う人に限らず、「未来のキモノ」を示唆し、「キモノ」を最新のスタイルでありモードとして発信するアイコンとなる著名人を選び、表彰するもの。

3回目を迎えた今回は、女優の藤原紀香さん、女優の高島礼子さん、俳優の溝端淳平さん、俳優の伊藤健太郎さんの4人が選ばれた。受賞者は、この日のために制作された世界で1着だけの「キモノ」で登場し、ランウェイウォークも披露した。

受賞と授賞式で着用した着物について、藤原さんは、「キモノイストは進化しているとか、個性豊かなという形容詞が思い浮かぶので授賞させていただき、本当にうれしく思っています。ふだん着ている着物はクラシカルなものですが、今回斉藤上太郎先生の着物を着させていただいて、着物は進化しているんだな、着物は新しいんだなと思いました」と笑顔。

高島さんは「着物を着て芝居をすることからデビューさせていただき、着物に支えられてきた芸能生活だったと思っているので、着物がもっと多くの人に愛されるように頑張りたいなと思いました。今日着た着物も若い人にも年齢を重ねた人にも楽しめる着物だと思います。ダイナミックで印象的ですが、組み合わせが自由で、何回着ても印象が変わると感じました」と喜びを語った。

溝端さんは「今年初めて大河ドラマに出演させていただき、日本人として伝統を守っていくことの大切さを改めて感じることができたので、1年の締めくくりにこのような賞をいただけて、とても嬉しいです。この着物はとても斬新で、しかも軽いんですよ。街をさっそうと歩いてみたい、これをサラッと着こなせる男になりたいと思いました」とあいさつ。

伊藤さんは「日本の伝統文化である着物に関する賞を頂いて光栄だと思っています。プライベートで着物を着る機会はあまりないのですが、今回この着物を着てみて、着物も進化していることを感じました。また、羽織にもポケットが付いているなど、若い世代の人にも広まりやすいデザインだと思いました」などと話した。

また、授賞式後の記者会見で、ランウェイを歩いた感想や着物との関わりなどについて聞かれ、藤原さんは「上太郎先生のコレクション映像も見せていただいて、とても素敵な着物が多かったので、そういうことも考えながら楽しく歩くことができました。日本は先取りすることが雅(みやび)な文化と言われているので、そういうところは洋服と一緒だったりしますし、柄や季節とか、いろいろ考えながら着られるのでとても楽しいですね。着物はメンテナンスが大変だと言われていますが、車の自動運転とか便利な世の中に、あえて着物を着て、日本文化を見直し、雅な時間に身を置くということが大事なのだと思っています」などと語った。

高島さんは「ランウェイは慣れていないのですが、お客様の暖かい視線が胸に刺さって、お辞儀ばかりしてしまいましたが、楽しく歩かせていただきました。着物はたくさん持っているのですが、ふだん着る機会がなかなかないので、昔から持っていた着物を 二部式にして時代劇や舞台の行きかえりに使っています。デビューしたころは、着物を着たことがなかったので、浴衣を着て野原を駆け巡るという訓練から始めました。そのときは京都で時代劇のレギュラーだったので2年ぐらい皆さんから指導を受けました。苦労というよりはお世話になったと思っています。東京で初めてお芝居をしたときには、京都時代を見ていた先輩の女優さんから『あなたは京都で頑張ってきたんだから、ちゃんと着なさい』と怒られましたが、暖かい先輩や皆さんに支えられてきたと感じました」というエピソードを披露した。

溝端さんは「ランウェイを歩くのはかなり久しぶりなので、かなり緊張しましたし、ジョウタロウ サイトウ(JOTARO SAITO)の着物の世界観を壊さないように心掛け、ポーズもいろいろ考えて本番前はずっと練習をしていました。時代劇などでも現代人の動きでは着物の良さが出ないので、着物の所作などに気を付けています。今日もそういうことを考えていたのですが、ジョウタロウ サイトウの着物を着たときに肩の力が抜けたというか、いい意味でカジュアルで、ふだんも着たいなと思えるような着物だったので、ランウェイでも楽しくリラックスして歩けました」という。

伊藤さんは「着物は持っていないのですが、父は僕が小さいころから、毎年、お正月には着物を着ておせち料理を食べているので、この受賞を機に来年のお正月は親子で一緒に着物を着ようかな、それで初詣などに行けたら親孝行なのかなと思いました」と話した。

「キモノイスト(KIMONOIST)2023」授賞式

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