「Immersive Museum TOKYO 2023」開催。影山優佳さんが記者発表会に登場

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「Immersive Museum(イマーシブ ミュージアム)TOKYO 2023 “ポスト印象派” POSTIMPRESSIONISM」が7月7日から10月29日まで、東京・日本橋のCOREDO室町1日本橋三井ホールで開催されている。前日の7月6日には一般公開に先駆け、プレス内覧会と記者発表会が行われ、公式アンバサダーに就任した日向坂46の影山優佳さんが登場。「昨年もプライベートで鑑賞していたので、まさか自分がと驚きました。今回はポスト印象派ということで昨年お越しいただいた方もさらに楽しめると思います」などと話した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

「Immersive Museum」は音と映像により視覚体験を超えた絵画の世界に没入する体験で、芸術作品の世界を蘇らせる日本初の没入体験型ミュージアム。名画を映像化し、高さ6メートル、約700平方メートルの空間に、“ポスト印象派”の作家たちの視点で見た作品世界を再現。特別な音響効果と壁面、床面すべてに投影された映像の中を自由に歩き回ることで名画の世界に入り込んだような体験が出来る。

20万人以上を動員した昨年の「Immersive Museum “印象派”IMPRESSIONISM」に続く第2弾となる今回。ゴッホやゴーガン、スーラ、セザンヌをはじめとする「ポスト印象派」の芸術作品に焦点を当てている。

映像は1「ポスト印象派」、2「最後の印象派」、3「スーラの点描画」、4「スーラとニシャック」、5「ピサロとセザンヌ」、6「近代絵画の父セザンヌ」、7「ゴーガンの総合芸術」、8「ゴーガンとゴッホ」、9「ゴッホ、感情の絵画」、10「ポスト印象派の肖像」の10シーンから構成されている。

また、前回は絵画から目を離すと、絵画の中の人物が動き出すインタラクティブコンテンツが話題となったが、今年はインタラクティブコンテンツが更に進化。AIが来場者の似顔絵をゴッホ風に再現するインタラクティブエリア「Your Portrait by Vincent van Gogh」では、ゴッホ自身の肖像画とゲスト用の真っ白なキャンバスが横に並んでいて、その前に置かれた椅子に座るとセンサーが顔や位置を認識。ゴッホの肖像画が動き出し、描き始める。

これはAI機能を活用し、過去のゴッホ作品のカラーパターンを採用、さらにゴッホならではの筆のタッチも再現し、もしもゴッホが現代に存在したら?と思わせる世界にひとつの肖像画を描くもの。完成した肖像画はデジタルダウンロードできる。更に、フォトジェニックなメニューで反響が大きかった、Immersive Museum Cafeが今年もオープン。ポスト印象派にインスピレーションを得た魅力的なドリンク、スイーツ、フードギフトの数々がラインアップしている。

「絵が苦手なので。アンバサダーを務めていいのかと恐縮しています。ただ、噓でしょうと言われるのですが、小学生の時は絵の成績がすごくよくて。絵画コンクールで金賞を獲ったこともあるんです」という影山さん。印象に残ったシーンを聞かれ「今回は絵画だけでなく、画家と画家の関りや人生にもフォーカスしていて、二人の画家の関係性や、二人の絵画を比較してタッチがどのように違うのかを並べて鑑賞する機会もあるのですが、それが印象的でした」とコメント。更に、音楽や映像については「ポスト印象派の個性的なタッチや画家の印象を音圧や演出で視覚的にも聴覚的にもわかりやすく、ビシビシ伝わってくるようでした。筆を心臓に置かれているような重低音が魅力的でした」と話した。

当日は「Immersive Museum」の監修を務める早稲田大学文学学術院坂上桂子教授を招き、影山さんが「Immersive Museum」をきっかけにアートに触れ、学ぶ「Immersive Museumでアートを学ぶ」や、影山さんの日向坂46のアーティスト写真をもとに『AI ゴッホ』が描いた影山さんの似顔絵披露なども行われた。

坂上教授は「アートを楽しむには自分の感性を大事にするのが一番」とした上で「ポスト印象派は、印象派とは対極的なアート。印象派は消えゆくような瞬間の世界を描いていました。ポスト印象派はそれをもっと永続できる、永遠的にしていこうとしたようなアート。その違いを楽しんでいただければ」と解説した。

また、サッカー好きとして知られる影山さんだが、美術館や好きな芸術家を聞かれ「日本ではよく美術館に行くのですが、海外では行ったことが無いので行ってみたいです。好きな芸術家はピカソ。昨年、国立西洋美術館で開催された『ピカソとその時代』は見に行きましたが、すごく好きでした。人としての幅がすごく興味深いと思いました」とコメント。「高校生クイズ研究会で、ピカソの問題はよく出るので、本名は言えます。様々な長さの本名があるので、長めのものをいうと、パブロ・ディエゴ・ホセ・サンティアゴ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピアーノ・デ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソって言うんですけど。本名を言えるぐらい好きなんです」と答えた。

「Immersive Museum TOKYO 2023」アンバサダー日向坂46影山優佳さん

「Immersive Museum TOKYO 2023」プレス内覧会から

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