Immersive Museumが日本橋三井ホールで開催。会見には杏さんが登場

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「絵のほうから来てくれる、そして連れて行ってくれるみたいな。立っているだけで宇宙を旅行しているみたいな。その時に画家が感じていた風景を感じたような気がしました」と語る杏さん。音と映像により視覚体験を超えた絵画の世界に没入する体験で、モネ、ドガ、ルノワールなど、「印象派」の作品の世界を最新のテクノロジーでよみがえらせる、日本初の没入体験型ミュージアム「Immersive Museum(イマーシブミュージアム)」が7月8日から10月29日まで、東京・日本橋のコレド室町1 日本橋三井ホールで開催されている。一般公開に先駆け、7月7日に内覧会が行われ、公式アンバサダーを務める女優の杏さんが登場した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

高さ6メートル、約700平方メートルの空間に、印象派の作家たちの視点で見た作品世界を再現

「Immersive Museum」は「アート体験を拡張したいという思いから開催したもの。鑑賞する絵画から、作家の視点に立ち、体感するような展覧会」(エグゼクティブプロデューサー野口貴大さん)。

日本開催第一弾となる今回は、印象派(impressionism)をテーマに、クロード・モネの「睡蓮」、ドガの「踊り子」、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」など、印象派の名画を映像化し、高さ6メートル、約700平方メートルの空間に、印象派の作家たちの視点で見た作品世界を再現。特別な音響効果と壁面、床面すべてに投影された映像の中を自由に歩き回ることで名画の世界に入り込んだような体験が出来る。また、印象派の作品からインスパイアされたスイーツやアルコールなどを提供するカフェ&ギフトエリアも設置している。

「幼稚園の頃から絵やイラストが好きでした。(パリコレクションなどで)フランスやニューヨーク、ミラノなどに行っていたので、行く先々で美術館に行っていました」という杏さんは、「印象派を初めて見たときには『なるほど』と思ったのですが、今回の展覧会を見て、作家が描いた風景に入り込み、体感出来ました。心地よかったし、部屋の中にいるのに風を感じることが出来たし、水も触れるような気がしました。刷毛の1本1本の動きみたいなものも体験することが出来ました」とあいさつ。

「安全で親御さんもリラックスして没入出来ます。コロナや酷暑で、外で子供たちに刺激を与えてあげるのも難しい中で、子供に頭の栄養を与えながら、親も一緒にリフレッシュ出来るいい機会だし、子供たちがアートに触れるいいスタートになると思います」などと話した。

また、「モネの作品で1番好きな作品は『睡蓮』。印象派以外では、アールヌーボーの時代が好きなので、ミュシャやクリムトに没入する体験も出来たら」と答えた。

2020年4月17日から同8月12日まで開催される予定だったが新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、延期となった「Immersive Museum」。まん延防止等重点措置の解除を受け、新型コロナウィルスで海外に行くことが出来ず、海外の名画に触れる機会が減少した中で、日本にいながら印象派の名画を最新のテクノロジーで体験出来る機会を提供したいということから、開催を決定した。

今回のプログラムでは、早稲田大学文学学術院坂上桂子教授監修のもと、クロード・モネの作品を中心に、印象派を代表する8人の画家と約70作品を選定。19世紀のフランスで絵画の世界に大きな革新をもたらした作品群を8つのシーンに分けて構成している。

なお、今年で14回目となる「ECO EDO 日本橋 2022~五感で楽しむ、江戸の涼~」も7月8日から9月4日まで同時開催されている。

Immersive Museum(イマーシブミュージアム)実施概要

会期 : 7月8日~10月29日
場所:日本橋三井ホール 東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 5階
入場料 : 大人2500円、中学生・高校生・専門学生・大学生1500円(すべて税込)、小学生以下無料(保護者1人につき小学生以下の子供は3人まで。小学生以下の子供だけでの入場不可)。

公式サイト : https://immersive-museum.jp/

「Immersive Museum(イマーシブミュージアム)」内覧会から

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