ティラミスコンクール第1回「Gran Concorso di Tiramisu’2022」が開催。鉄本翔希さんが優勝

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在日イタリア商工会議所が主催するティラミスコンクール第1回「Gran Concorso di Tiramisu’2022」の決勝戦が11月25日、都内で行われ、鉄本翔希さんが優勝した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

「Gran Concorso di Tiramisu’」はティラミス・ワールドカップ「The World Trophy of Professional Tiramisu’FIPGC」の日本代表を決めるもの。鉄本さんは来年イタリア・ミラノで開催される「The World Trophy of Professional Tiramisu’FIPGC 2023」に日本代表として出場する。

決勝戦には、レシピと写真審査による第一次審査と、5月に渋谷ストリームホールで行われた第二次審査を通過した川上恭央さん(イタリア料理「イル・テアトロ」)、高波謙さん(トラットリア イル・パチョッコーネ カゼイフィーチョ)、鉄本翔希さん(ノア企画)、伊藤貴浩(モダンかすてら専門店 アガヌボナード)さんが出場。4人はクラシック・ティラミスとイノベーティブ・ティラミスの両方のティラミスを作り、審査が行われた。

優勝した鉄本さんは、来場したプレスの投票によるジャーナリスト賞も受賞。「最初にジャーナリスト賞に選ばれたと聞いたときに心の中で『2位なのか』『優勝を逃したのか』と思いました。前回(第二次審査)でみなさんの作品を試食したときにクオリティがすごく高く、これでは勝てないなと思ったのですが、ルールで変えてもいいとなっていたので、がらっと変え、職場の上司にも協力してもらい、アドバイスを頂きながら練習しました。賞を取るというより作り切れるかも不安でしたが、いろいろな方の協力で優勝することができました。本当に頑張ってよかった」と喜びを語った。

審査委員長を務めたクリエイティブシェフのパオロ・コロネッロさんは「5月の準決勝から目覚ましい進化を遂げていてとてもよかった」とした上で「指定された材料で作るときに大事なのはバランス。バランスという観点で見たときにクラシックにしてもイノベーティブにしても1番バランスがとれていた。減点法で採点したときに減点ポイントも一番少なかった」と評価。世界ジェラート大使(イタリアジェラート協会・本部ローマ)の柴野大造さんは「イタリアの本番でどれだけ通用するのか、上位に食い込めるのかというヨーロッパ目線で見ました。おいしいのは当たり前。アイデアの面白さも群を抜いていた」と語った。

世界パスタコンクールで3連覇を果たしたイタリアシェフのマルコ・モリナーリさんは「成功するために必要な実力、努力、スピリッツ、仕事、チャレンジの5つが揃(そろ)っていたのがこの結果につながった」。また、「緊張しているのが伝わってきて、去年を思い出して私も緊張しましたし、学ぶこともできました」という2021年ティラミス世界大会でイノベーション部門世界一位受賞者の櫛引雲母さんは「何度も練習されたんだなということが伝わってきました」などと話した。

ティラミスコンクール第1回「Gran Concorso di Tiramisu’2022」

第1回「Gran Concorso di Tiramisu’2022」決勝戦進出者のティラミス

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