ダンヒル（dunhill）は6月13日、オンラインで2023年春夏コレクションを発表した。
ダンヒルがブランドとしてどのような存在であるかを解き明かし、ディテール、技術、機能性、クオリティーを追求して連結させ、時代を超えたテイストを提案したという今シーズン。メゾンが長い歴史で培ってきたテーラリング、機能性、革新性を振り返りながら、古典主義とシンプルさ、コンテンポラリーの間の感覚を研ぎ澄ませたワードローブを発表した。
コレクションは男性らしさとその進化、そしてダンヒルが誇る博識なイギリス人気質。フォーマルなテーラリングは、破壊され、解放され、分解される。クラシックなシルエットは超軽量で革新的な素材によって進化し、動きと流れるような美しさがキーになっている。
ダンヒルのアーカイブから着想したアンブレラコートは、防水性と防しわ加工のウールシルクで再デザインされている。レザーのボクシーなシェイプは、動きやすさと快適性を兼ね備えていて、レザージャケットやカーコート、シャープなボンバージャケットの下には、軽量なシルクメリノニットをレイヤードしている。
また、ダンヒルの伝統を更に研究した、新しいレザーコレクション「1893ハーネス」も発表。フルグレインのしなやかなレザーを使用したマルチストラップのトートバッグ「1893ハーネス」は、馬車用のレザーグッズを製造していた同ブランドの歴史にインスパイアされたもの。美しい細工とエレガントな金具、洗練された雰囲気が漂う2023年春夏のシルエットでよみがえらせた。
クリエイティブ・ディレクターのマーク・ウェストン（Mark Weston）は「テーラリングは、自身の趣向や表現することに加え、人々に会うという目的を与えるものです。セレモニー、それは根本的なものであり、なくてはならない存在です。私たちは、魅了されたいと思うと同時に、他人を魅了したいのです」とコメント。また、「今シーズンのコレクションには親しみやすさがあり、お客様がどのように見られ、どのように感じたいかを理解しています。男性は自身のユニフォームを持っており、何が似合うのかを知っていて、それらを繰り返し着用しています。テーラリングはその典型的な例ですが、よく考えてみると、多くのルールやアイテムごとの雰囲気があり、私たちの個性をさりげなく表現しているのです」としている。
Creative Director – Mark Weston
Film Director – Will Dohrn
Photographer – Jack Day
BTS Photographer – Rob Wiley
Creative Production – Gainsbury & Whiting
Music – Nils Frahm
Casting – Angus Munro
Hair – Matt Mulhall
Make-Up – Petros Petrohilos
Nails – Liga Tukmane
