リンシュウ(RYNSHU)2027年春夏コレクション、NYFWで発表 ニューヨークの街を映すプリント

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山地正倫周とりえこがデザインするリンシュウ(RYNSHU)は、ニューヨーク・ファッション・ウィーク(NYFW)初日の2026年9月10日、2027年春夏コレクションを発表した。会場はバージン・ホテルズ・ニューヨーク・シティ(Virgin Hotels New York City)4階の屋外プール「The Pool Club」。プールサイドを舞台に、「Living A Million DREAMS」をテーマとしたコレクションを披露した。Photos: Courtesy of RYNSHU

「Living A Million DREAMS」 夢をかなえながら生きる人々

今シーズンは、「幾千万もの夢にあふれたこの街に飛び込んで、夢をかなえながら生きる人たち」に焦点を当てた。

絶えず進化し、新たな文化が生まれ続ける一方、その根底には古き良きニューヨークの機知やたたずまいが息づくという。

リンシュウは今シーズン、「夢を夢のままで終わらせるのか、それとも叶えるために行動を起こすのか?」と問いかける。夢を追いながら生きる人々と、新旧の文化が交錯するニューヨークを重ね、その思いを素材やシルエット、ディテールへと落とし込んだ。

ニューヨークの街を映すダイナミックなプリント

都市や風景をモチーフにした美しくダイナミックなプリントは、リンシュウが得意とする表現の一つ。今回はニューヨークの街の風景を取り入れた。

艶のあるストレッチシルクサテンには、街の風景を鏡合わせのように映し出した。シャツ仕様の緩やかなカーブを取り入れたブルゾンや上衿のないジャケットに仕立て、プリーツのディテールを加えたサルエルパンツやアンクルジップのサンダルを組み合わせた。

漆黒の二重織りジャカードは、表面に亀裂を入れることで立体的な陰影を生み出した。闇夜が剥がれ落ち、夜明けへ向かうニューヨークの空を投影し、テーラードへと仕上げている。

刀を思わせるライン、鎧や着物を想起させる日本的な造形

ニューヨークの都市風景を取り入れる一方、日本的な造形も随所に見られる。

刀を思わせる美しいラインをはじめ、鎧や着物を想起させるフォルムや重なりを取り入れた。ニューヨークの街を描いたダイナミックなプリントと、シャープなラインや構築的なシルエットを組み合わせている。

細かな加工や手仕事を生かした素材使いもポイントとなった。

月明かりや夢への道のりをフリンジとステッチで表現

細く繊細に縫われた白いフリンジは、柔らかく差し込む月明かりを表現した。

透け感のある黒い生地には、白いステッチで曲線を描いた。一度途切れかけた夢や諦めかけた夢、失意の中から再び立ち上がり歩き出すまでの紆余曲折する道のりを、その曲線に重ねている。

迷いや遠回りをしながらも前へ進むという今シーズンのメッセージを、素材とディテールへとつなげた。

白と黒の花を立体的に展開

花のモチーフも随所に取り入れた。

繊細な白い花の刺繍を施したシースルー素材は、スカートやパンツ、ジャケットへと展開。大小さまざまな花を生地の上に咲かせた。

一方、職人の手によってつくられたクチュール素材の黒い花は立体的に仕上げ、トップス、アウター、ボトムスなどに使用した。ミニ丈からロング丈まで、ジェンダーを超えてさまざまなアイテムへと広げている。

ニューヨークの街を映したプリント、刀を思わせるラインや鎧、着物を想起させる日本的な造形、夜明けへ向かう空を表した二重織りジャカード、月明かりを重ねた白いフリンジ、夢への道のりを描く白いステッチ、白と黒の花。リンシュウは、夢をかなえながら生きる人々という今シーズンのテーマを、都市の風景や素材、シルエット、ディテールに重ねた。

リンシュウ(RYNSHU)2027年春夏コレクションLOOK

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