「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」とフットウェアブランド「MAGARIMONO(マガリモノ・プロジェクト)との新プロジェクト「TYPE-III Magarimono project※カタカナ表記=タイプ・スリー(マガリモノ・プロジェクト)」がスタートした。新プロジェクトは、手仕事とテクノロジーを融合させ、これまでにないものを生み出すという、ものづくりの面白さをMAGARIMONOとともに追究するもの。今回のプロジェクトから生まれた、男女兼用のサンダルを4月1日から、エイポック エイブル イッセイ ミヤケ青山・京都・丸の内・船場の各店舗で販売している。
MAGARIMONOは「異端は未来のスタンダードとなる」を理念にフィジカルと3Dテクノロジーによって靴づくりのプロセス改革を試みるフットウェアブランド。エイポック(A-POC)は1998年の誕生当初から、テクノロジーを用いてものづくりのプロセスをデザインし、衣服の新しい表現や体験を実現してきた。宮前義之が率いるエンジニアリングチームによる「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」は、三宅一生がスタートしたエイポック独自のものづくりや、服づくりのプロセスを変革し、着る人が参加する新しいデザインを継承するとともに、更に発展させ、次世代の衣服を提案するために2020年3月にスタートした。
エイポック エイブル イッセイ ミヤケとMAGARIMONOの出会いによって草履をデザインのベースにした男女兼用のサンダルが誕生
新プロジェクトでは、エイポック エイブル イッセイ ミヤケとMAGARIMONOという、次世代のものづくりを見据える両者の出会いによって生まれた、草履をデザインのベースにした、素足で履くことができる男女兼用のサンダルが登場。
サンダルは、3Dプリントの技術を駆使して、手で紐を直に編み込むことができる特別なソールを生み出したことによって、編み込まれた草履の部分が意匠としてだけでなく、クッション性のあるインソールとしても機能するなど、最新テクノロジーとハンドクラフトを掛け合わせ、そのどちらの魅力も併せ持つアイテムになっている。
価格は8万8000円(税込)。カラーはブラック。サイズはXS、S、M、Lを展開する。
MAGARIMONOは「デザイナーの宮前さんとのブレストを重ねていく中で『3Dプリント技術で “日常使いできるやさしい靴” をデザインすると何が生まれるのか?』」という問いからスタートしました。 試行錯誤を重ね、1年かけ開発しました。イッセイ ミヤケのデザインの考え方には共通点が多く、高いモチベーションで開発を続けることが出来ました。今回のプロジェクトでは伝統と革新の 2 つを調和させながら、日常で使えるプロダクトに技術を落とし込みました。フットウェアプロセスから構築したことで生まれた新しい一つのデザインを、エイポック エイブル イッセイ ミヤケと共同で生み出せたことを大変嬉(うれ)しく思います」とコメントしている。