佐藤繊維エムアンドキョウコ(M.&KYOKO)2020年春夏コレクション

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佐藤繊維はエムアンドキョウコ(M.&KYOKO)2020年春夏コレクションを発表した。今シーズンは20世紀を代表する画家の1人として知られるアンリ・マティス(Henri Matisse)の色彩や様々な表現、雰囲気などからイメージしたコレクションを提案している。

エムアンドキョウコは山形のニットメーカー佐藤繊維の4代目であり糸作家である佐藤正樹社長と、パートナーでありデザイナーでもある妻の今日子さんが手がけるニットブランド。パリの合同展示会トラノイ(TRANOI)など海外の展示会でも作品を発表している。南米、オーストラリア、南アフリカなど、世界中を巡り探し求めた「こだわりの服の素(もと)」から生まれる、オリジナルの糸を駆使したテキスタイルと、糸や素材を生かしながら複雑に組み合わせることで新しさを出したデザインは国内外で高く評価されている。

ターコイズブルーやペールトーンのピンク、渋めのオレンジなど、明るい色使いに加えて、落ち着いた色使いや中間色など、着やすい色が増えていることが今シーズンの特徴だ。

また、コード刺しゅうなど、刺しゅうが増え、デザインのバリエーションが広がっていることもポイントになっている。

Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)

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