東京ファッションアワード第3回受賞ブランド、ダブレット(doublet)の井野将之が日本人初LVMHプライズ 2018グランプリを受賞

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「LVMH Prize for Young Fashion Designers 2018(LVMHプライズ 2018)」が6月6日フランス・パリで発表され、第3回東京ファッションアワード(TOKYO FASHION AWARD)の受賞ブランドであるダブレット(doublet)のデザイナー井野将之がグランプリを受賞した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

5回目を迎えたLVMHプライズは若手デザイナーの育成・支援を目的としたファッションコンテスト。これまでも、東京ファッションアワード第1回受賞者のリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和が第2回LVMHプライズセミファイナリストに、ファセッタズム(FACETASM)の落合宏理が第3回LVMHプライズセミファイナリストに、第2回受賞者のサルバム(sulvam)の藤田哲平が第4回LVMHプライズセミファイナリストに、それぞれ選出されているが、日本人デザイナーのグランプリ受賞は初めて。

3月1日にパリで行われたLVMHプライズショートリストに選ばれたデザイナーとコレクションを紹介するカクテルレセプションパーティー(写真上)で「東京でも賛否両論ありるけど、今回選ばれたのは光栄だし、単純に嬉しい。やるべきことを精いっぱいやってきたことが認められたのだと思っている。ただ、選ばれたからといって、ものづくりは変わらないし、そんなことで変わったら駄目だと思う」などと話していた井野。

また、アマゾン ファッション ウィーク東京2018/2019秋冬最終日に開催されたTOKYO FASHION AWARD WINNERS’ DAYプレスカンファレンスで、井野は「ファッションの中心地で自分の服を見せることができたのは東京ファッションアワードのおかげ」。審査員である元コレットのクリエイティブ・ディレクターのサラ・アンデルマンさんは東京のデザイナーに対して「常識にとらわれず、常識を覆すようなアイデンティティを出し、インターネットなどを使って世界に発信すべき。どのビッグメゾンも新しい才能を求めている。チャンスは目の前にある」などと語っていた(写真下)。

東京ファッションアワードは東京都と繊維ファッション産学協議会が主催、日本ファッショ ン・ウィーク推進機構共催によるもの。ダブレットは、2017年1月から引き続き今回も6月のパリ ファッション・ウィーク(2019年春夏パリメンズコレクション)期間中に単独ショールーム「showroom.tokyo」に、第4回受賞デザイナーによる6ブランドと第3回受賞ブランドであるターク(TAAKK)とともに参加し、2019年春夏コレクションを展示する。初日には参加デザイナーも出席する予定のカクテルレセプションも行われる。

showroom.tokyo
日程:2018年6月22日 (金)~ 27日 (水)
時間:10:00~19:00 ※最終日のみ、16:00にクローズ
会場:5 rue Froissart, 75003 Paris

展示ブランド
【第4回受賞ブランド】ボディソング(BODYSONG. )、クオン(KUON)、ソーイ(soe)、
ディガウェル(DIGAWEL)、チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(Children of the discordance)、
エフシーイー(F/CE.®)
【第3回受賞ブランド】ダブレット(doublet)、ターク(TAAKK)

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