ユミカツラ(YUMI KATSURA)2018年春夏オートクチュールコレクション

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ユミカツラ(YUMI KATSURA)は1月21日、ウエスティンホテル・パリで2018年春夏オートクチュールコレクションを発表した。

「Beyond East & West(東洋と西洋を超えて)」をテーマにした今シーズンは、葛飾北斎の作品をモチーフに30点を発表した。

大英博物館の 「北斎:大波の彼方へ(Hokusai:beyond the Great Wave)」では15万人を動員。日本でも、あべのハルカス美術館の「北斎―富士を超えて―」や国立西洋美術館の「北斎とジャポニズム」が話題となるなど世界的に人気が高く、モネ、ゴッホ、アンリ・リヴィエールなど西洋絵画の巨匠たちに影響を与えたことも注目されてい北斎。

コレクションでは 「桜花に富士」を友禅で手書きし、部分的にしぼりをほどこしたドレス、
「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を線画にアレンジし金箔プリントをしたブラウスやジャンプスーツ 、手描き友禅で「二美人図」と「柳に燕図」を描いたシークインとビーズを前面に取り付けたワンショルダードレスなどを提案。

また、モネの「睡蓮」の西陣織に柳の刺しゅうを加えたドレスや、ゴッホの「ばら」をシルクシフォンのプリントと刺しゅうで表現したティアードドレスなど北斎の作品をモチーフにしたデザインに加え、北斎が影響を与えた西欧の巨匠の作品もモチーフに使っている。

桂由美は「友禅(YUMI YUZEN)をパリコレのテーマにして7回目。はっきりと手ごたえを感じたコレクションでした。『着てみたい』という声が多かったのも北斎の国際的 感覚の成果だと思います。特に富岳三十六景の神奈川沖浪裏のドレスは西陣織の精巧さと相まって、観客に大きな感動を与えたと思いました。7月のコレクションではジャポニズムをテーマに、更に広範囲の画家のモチーフも取り上げたいと思っています」としている。

なお、今回パリで発表されたコレクションは2月20日に赤坂迎賓館で開催される東京のコレクションにも登場する。

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