アシックスジャパンが「侍ジャパン」ダイヤモンドパートナー契約締結した理由 都内で調印式開催

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アシックスジャパンとNPBエンタープライズは6月26日、都内で野球日本代表「侍ジャパン」ダイヤモンドパートナー契約締結調印式を行った。アシックスジャパンはプロ、アマ問わず、アンダー12から大学、社会人、女子まで全世代の野球日本代表「侍ジャパン」にユニフォームや野球用具を提供する。契約期間は2021年5月末まで。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

2020年に向けて野球で事業を拡大、野球そのものも拡大

契約書調印で野球日本代表「侍ジャパン」を運営するNPBエンタープライズの山田隆社長は「人口が減少し、少子高齢化が急速に進む中で、若年層への普及に力を入れているが、東京オリンピックは野球を普及させる、またとないチャンス。新しいユニフォームを着て、日本代表が活躍することを期待している」とあいさつ。

アシックスジャパンの西前学社長は「野球は日本で最も愛され、親しまれているスポーツのひとつ。スポーツ工学研究所のデータを生かし、すべての世代の日本代表が金メダルを獲得できるように全力でサポートしたい」と強調。その上で、「2020年に向けて、日本だけでなく、世界的に、大きな事業拡大を計画している。その中でカジュアルなどライフスタイルやeコマース、直営店などの強化を進めているが、それを支えているのは、アシックスの強みである陸上競技やバレーボール、バスケットボールなどの競技。野球は需要が多く、事業拡大の機会も大きいし、シェアだけでなく影響力も大きい。若年層の獲得に力を入れ、野球そのものも拡大したい」と説明した。

指導者の育成やコーチングのサポート、共同マーケティングも

また、会見には株式会社アシックスの尾山基会長兼社長CEOも出席。「野球の波及効果は大きい。スポーツ工学研究所で野球を科学的に分析し、指導者の育成にも寄与したい。また、ボストンに設立した、デジタル技術の部隊でできたIoTの技術を野球の中に取り入れ、コーチングもサポートしたい。ユニフォームとレプリカを作る旧来的な事業だけでなく、共同でマーケティングを行い、少子高齢化が進む中で野球をもっと広めたい」と意気込みを語った。

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