日本ファッション・ウィーク推進機構は「JFW DIGITAL GRAND PRIX 2024」の受賞者を発表した。「グランプリ」は該当者無し。舟山瑛美がデザインするフェティコ(FETICO)、勝井北斗と八木奈央によるミントデザインズ(mintdesigns)、渡部宏一のレインメーカー(RAINMAKER)、小塚信哉と梶浦慎平が手掛けるシンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)の4ブランドが「特別賞」に選ばれた。
「JFW DIGITAL GRAND PRIX」は、日本ファッション・ウィーク推進機構が2023年度からスタートした新たなデザイナー支援プログラム「JFW ブランドサポート プログラム」のデジタル部門。前回の2023年度はミントデザインズが「グランプリ」を受賞した。
2023年度は、シーズン毎にデジタル発表で参加意思のある全ブランドを対象としたが、2024年度は年間をかけて発表されたデジタル形式によるコレクション発表作品、および両シーズンに参加するブランドのプロモーション動画、イメージ動画といった形で対象を拡大。
参加意思のあった21ブランドに対し、発表コレクションに関する評価基準と映像作品としての評価基準の2つの観点から審査を行ったが、「デジタル(映像)での表現において、コレクションを見せる、ブランドのイメージやコンセプトを伝えるという定義は満たしているものの、審査員全員が満場一致するような、新たな挑戦、デジタルでの表現の発展につながるような、突出して高い評価を得る作品が見られなかった」ため「グランプリ」は該当者無し。代わりに、各審査員から高得点を獲得した4ブランドに対して「特別賞」が設けられることとなった。