アシックスと滋賀大学は12月26日、データサイエンス分野の共同研究や人材育成などを目的とした連携協定を締結した、と発表した。
今回の協定は、両者の知見や強みを組み合わせることで、データサイエンスを使ったビッグデータの利活用や社会実装を促進し、社会やビジネスの様々な分野における課題解決やイノベーション創出することを目指して行われたもの。
今後は、スポーツに関するビッグデータの利活用に向けた学術指導や、アシックススポーツ工学研究所が保有するデータの解析を通じたユーザー特性の分析などの共同研究、データサイエンス分野の人材育成などで連携協力を進めていく。
2020年10月に将来ありたい姿を表した「VISION2030」を策定し、拡張する事業ドメインに「プロダクト」「ファシリティとコミュニティ」「アナリシスとダイアグノシス」を定め、すべての事業ドメインに共通して「デジタル」を中核テーマのひとつに掲げているアシックス。2023年11月に発表した「中期経営計画2026」では、真のデジタルドリブンカンパニーになることを掲げ、デジタルの取り組みを一層強化している。
一方、滋賀大学は、2017年に日本初となるデータサイエンス学部を設立。同分野における全国的な教育研究拠点であるデータサイエンス・AIイノベーション研究推進センターを持ち、データサイエンスに関する先端的な教育活動を行うとともに、企業や自治体との連携、多様な大学間連携を通じて、様々な分野における新たな価値創造、社会貢献、教育開発を行っている。
