「ジョージアの息吹 by マロマ コレクション(The Breach of Georgia by Maroma Collection)」が西武池袋本店3階イベントスペース スプリットリングで開催された。前日の11月15日にはパーティが行われ、ジョージアのファッションブランド「マロマ コレクション(MAROMA COLLECTION)」の2023年秋冬限定カプセルコレクションが披露された。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)
バレンシアガ(BALENCIAGA)のクリエイティブディレクターとして活躍しているデムナ・ヴァザリアの登場などによって注目を集めているジョージアのファッション。トビリシでは年2回、メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク(Mercedes-Benz Fashion Week)が開催されている。
今回の限定カプセルコレクションは、ジョージアの建築からインスピレーションを得たもの。シルクなど一部の素材を除き、生地づくりも縫製もジョージアで行い、ハンド刺しゅうなどを駆使したコレクションを紹介した。
「マロマ コレクション」のデザイナーでCEOのマド ロマナゼ(MADO ROMANADZE)さんは「日本に来ることは夢でした。日本の文化やファッションなどすべてが好きです。伝統を重んずるところなど、日本とジョージア共通するところがたくさんあります。日本の会社ともいい関係を持てると思っています」と笑顔。ジョージアのファッションについては「ファッションの市場はまだ小さく、ファッションウィークに参加するようなファッションデザイナーは20人ぐらいしかいませんが、ファミリーのような雰囲気です。みんな個性的で、手仕事による服作りも評価されています」などと話した。
また、在日ジョージア大使館のティムラズ レジャバ駐日ジョージア大使は「デムナはジョージア出身ですが、ジョージアには才能のあるデザイナーがたくさんいます。ファッションはジョージアをアピールできるものですから、ワインと並ぶ1つの武器にしたいと思っています」と語った。