コロンビア大使館とコロンビア花弁輸出協会(Asocolflores)は11月14日、東京・品川の駐日コロンビア大使館公邸で「コロンビアの花: これまで以上の多様性と美しさ」ショールームとフラワーレセプションパーティーを開催した。パーティーでは、ジン カトー(ZIN KATO)とフラワーアーティストの曽我部翔さんのコラボレーションによるファッションショーが行われた。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)
フェルナンド・ボテロやガブリエル・ガルシア=マルケスをはじめとする多くの偉大な文化人を輩出する芸術文化の国コロンビア。また、世界第2位の花の輸出国であり、日本にとっては第1位の輸出国となっている。
2022年は8643万トン、2億6300万本を超える花を日本に輸出。日本の花の総輸入量の33パーセントを占めている。「Diversity and Beauty better than ever」をテーマにした今回。コロンビアから6つの農園の生産者が来日。日本市場にアピールした。
ファッションショーでは、ガーランドの花模様のドレスに合わせたカーネーションを着せたようなデザインのブーケや大空を舞う黒い鳥をイメージした黒のドレスと赤いバラのブーケ、エメラルドグリーンのドレスとカーネーションの花びらで作られた扇状のブーケ、デザイナー自身が着用するために作られたというメンズのコートとパンツに黄色の花とグリーンを束ねたブーケなどが登場。5人のモデルが着用したジン カトーのコレクションと、それぞれの服に合わせて曽我部さんが制作したブーケを披露した。
「10年近く前から何回もイベントのお手伝いさせていただいていますが、こんなに素敵に装飾されたのを見るのは初めてです。私のドレスは花を主題にしたものも多いですが、それがコロンビアの花と曽我部さんのブーケで一段と引き立っていました」とデザイナー。
また、駐日コロンビア大使館のフロル・アンヘラ・ドゥラン臨時代理大使は「曽我部さんとジン カトーの創造性と調和に満ちたコラボレーションを通じて、コロンビアの花の多様性と美しさを強調していただき感謝しています」とあいさつ。
コロンビア花弁輸出協会6社を代表したホセ・アントニオ・デスポレソさんは「既に大きな割合を占める日本市場で、コロンビアの花の地位を更に拡大するのは簡単ではありません。しかし、私たちは更に拡大したいと考えていて、20万人以上の労働者を支援し、太陽エネルギーや再生可能エネルギーの使用なども増やしています」などと話した。