「FASHION PRIZE OF TOKYO 2024」第6回受賞デザイナーはMASU(エムエーエスユー)の後藤愼平さん〇Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 SS

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「FASHION PRIZE OF TOKYO 2024(ファッション プライズ オブ トウキョウ 2024)」受賞デザイナー発表会が8月25日、東京・港区のOMOTESANDO CROSSING PARKで行われ、MASU(エムエーエスユー)の後藤愼平さんが第6回受賞デザイナーに選ばれた。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

発表会は表参道交差点のアウトドアスペース “OMOTESANDO CROSSING PARK” で開催中の、BMWのポップアップエキシビション「FREUDE by BMW – THE GARDEN 」とコラボレーションした、Rakuten FWT 2024 S/S “OPEN”ING PARTYの中で行われたもの。

後藤さんは「うれしいという気持ちももちろんありますが、今まで受賞してきた方たちが第一線で活躍しているので、受賞に恥じないように、超えていくつもりでやっていかなければいけないと思っています。うれしさもありつつ、緊張感が入り混じったという感覚ですね。(今回で3回目の応募ですが)勝負するタイミングも計りながらチャレンジしていたのですが、自分の中でも今回無理なら、無理だろうというぐらい、今だというタイミングだったので、有り難いというか、やるしかないと思っています」とあいさつ。

「王道なこともちょっとアウトサイダー的な、変わったこともやりながらファンを増やしてきました。その姿勢を変えるつもりはありません。新しいブランドになりたい。今活躍しているこういうブランドのようになりたいというのではなく、新しい存在になる必要があると思っています。まだ、何をやるのかは言えませんが、期待してもらえればと思っています」と喜びを語った。

また、審査員であるクリエイティブディレクターの長尾悦美さんは「クリエーション、パフォーマンス、次世代に向けた発信力などを踏まえて選出しました。3度目の応募ということで、3度目の正直ではありませんが、世界に羽ばたきたいという意気込みもすごく感じました」とコメント。同じく審査員を務めるファッションディレクターの髙島涼さんは「クオリティ、クリエイティビティ、独創性、そのブランドにしかない魅力を持ったブランドが受賞しました。絶対に海外でも活躍してくれると思っています」などと話した。

「FASHION PRIZE OF TOKYO」は、既に国内外で知名度と実績がありながら、海外で継続的にコレクションを行っていない東京のデザイナー年1組を選び、パリのメンズまたはウィメンズのファッション・ウィークでの1年間2シーズンのファッションショー形式のコレクション発表とショールームイベントをサポートするもの。同じ若手デザイナーの育成・支援を目的としたファッションコンテスト「TOKYO FASHION AWARD(東京ファッションアワード)」よりも1ステップ進んだ支援企画になっている。

第1回はマメ(Mame Kurogouchi)の黒河内真衣子さん、第2回はオーラリー(AURALEE)の岩井良太さん、第3回はダブレット(doublet)の井野将之さん、第4回はCFCL(シーエフシーエル)の高橋悠介さんが受賞。前回の第5回はトモ コイズミの小泉智貴さんが選ばれた。

「FASHION PRIZE OF TOKYO 2024(ファッション プライズ オブ トウキョウ 2024)」受賞デザイナー発表会

後藤愼平 (SHINPEI GOTO)プロフィール

1992年、愛知県名古屋市に生まれ育った後藤愼平は上京し、文化服装学院に入学。メンズデザインコースでテーラリングを学びながら、LAILA(ライラ)で働く。2014年に同学を卒業後、同社に入社し、店頭に並ぶヴィンテージウェアの修繕に加え、インハウスレーベルの企画・生産管理として立ち上げから 6シーズン携わる。2018年秋冬、M A S U(エムエーエスユー)のリブランディングを機にデザイナーに就任。

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