ユミカツラインターナショナルは3月7日、明治記念館「蓬萊の間」で、日本国内では通算89回目のショーとなる「Yumi Katsura with Meiji Kinenkan New Japanese Wedding」を開催した。今回のショーは明治記念館との共催で行われたもの。2020年2月に東京で開催された桂由美 創作活動55周年記念コレクション「55th YUMI Katura Grand Collection in Tokyo”Brilliant White Debut”」以来、3年ぶりのコレクションショーとなった今回。『New Japanese Wedding』をテーマに、『SHINING LOVE』をコンセプトにした和洋の最新作約60点を発表した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)
1965年に日本初のブライダルコレクションを開催以来、常に日本のブライダルシーンの最前線に立ち、ブライダル業界をリードしてきた桂由美さん。
ショーは、日常着としても着回しが楽しめる軽やかなエレガンスウェアとして2022年春夏からスタートしたykF(エフ)のシーンから、Yumi Katsura Luxury Bride、Yumi Katsura Dramatic Bride、ユミカツラならではの優美な和の世界を提案するYumi Katsura Stylish Japan、Yumi Katsura Monsieur、そして、新たな神前挙式に対するユミカツラの新提案となるYumi Katsura New Japanese Weddingのシーンまで、7つのシーンで構成された。
オープニングを飾ったエフ(ykF)のシーンでは、サスティナブルの理念のもと、天然素材を用いて製作した高品質な日本製であることも魅力のひとつである、エフの最新作となる気軽に着こなせるアフタヌーンドレスを紹介した。
また、ラストに登場した”New Japanese Wedding“のシーンでは、神前のロケーションにマッチし、神道ウェディングならではの、誓盃の儀、玉串拝礼の所作にも美しく映えるウェディングドレスや新感覚で着る打掛スタイルと花婿衣裳を発表した。
桂由美さんは「神前の結婚式をもう少し新しい感覚でできないのかとずっと思っていましたが、なかなかチャンスがありませんでした。明治記念館との共催で行った今回のショーがきっかけになり、神前の結婚式が増えてくることを期待しています」とコメント。また、今回のウエディングドレスのデザインについては、「今日発表したウエディングドレスも今のウエディングドレスのトレンドとは全く違う、和洋折衷にしました。ウエディングドレスであるけれど、袂や襟元の美しさ、裾の美しさなどを出しています。私はそれが理想だと思っています」などと話した。