第51回モード・イン・フランス(Mode in France)展2022年春夏コレクションが8月24日、スタートした。8月26日まで東京・渋谷のベルサール渋谷ファースト2階で開催されている。フロアを2階に移した今回は10社13ブランドが出展。2022年春夏コレクションを紹介している。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)
フランス婦人プレタポルテ連盟(Fédération Française du Prêt à Porter Féminin)が主催するモード・イン・フランス展は、フランスに先駆けて日本で最新コレクションを紹介するもの。新型コロナウィルスの影響で、今回も出展者は来日していないが、毎回ブランドを担当し、ブランドと商品を理解している通訳が各ブースにいて、商品を見ながら質問に答え、オーダーなどにも対応。また、フランスにいる出展ブランドとのオンライン商談(通訳付)が出来るようにしているブランドもある。
マ・ドゥ・ミゼーヌ(MAT DE MISAINE)は、大西洋や海、マリン、鳥のモチーフなどを使ったデザインや美しい色に加えて、装飾的なボタンやタッセルなどディテールに凝ったデザインが好評。
前回も人気だった色彩豊かなストールのイヌイ・エディションズ / 旧イヌイトゥーシュ(INOUI EDITIONS)は、タコのモチーフなどを使ったデザインなどを提案している。
また、サステイナブルやナチュラルなどのトレンドが定着する中で、フエゴ(FUEGO)はサファリ系やアフリカ的なデザインが人気。コットンやビスコースなど、天然素材も増えている。
大人のニットを展開し、日本にもファンがいるカトリーヌ・アンドレ(Catherine André)は今回も安定した人気を維持している。
フランス婦人プレタポルテ連盟では「出展社数は減ったが、今回参加しているのは日本と長年取引を行い、固定客を持つ企業や体力のあるブランドなので、バイヤーもじっくり落ち着いて商品を見ることが出来ている。実際に服を見て、大きさや雰囲気を見て、決めたいバイヤーにとっては影響はない。初日から既にオーダーがあったブランドもいくつかある。また、今回は2階に移動したことで自然光が差し込み、見やすく、開放感のある会場になっている」としている。
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