楽天は9月28日、世界に向けて発信している日本発のファッションブランドを支援するプロジェクト「by R（バイアール）」を立ち上げた、と発表した。10月12日から10月17日に開催を予定している「楽天ファッション・ウィーク東京2021春夏（Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 S/S）」で、ダブレット（doublet）とファセッタズム（FACETASM）のファッションショー開催を支援する。
「by R」は、才能ある若手デザイナーの活躍の場を広げ、日本のデザイナーのファッションを世界に発信することを支援することを目的としたもの。
今シーズンは、新型コロナウイルス感染予防の観点から、多くのファッションショーが、無観客あるいは観客の数を絞って実施されるが、楽天は「by R」で、10月12日のダブレットと10月16日のファセッタズムのファッションショーを開催。企画および実行を支援するほか、運営するファッション通販サイト「Rakuten Fashion」で両ブランドのファッションショーの映像を配信。誰でも閲覧可能な映像配信を行うことでブランドのさらなる認知向上の支援を目指す。
ダブレットの井野将之は「7月のパリのデジタルファッションウィークで新作を発表しているが、僕らだけでは出来ないことを『by R』の枠組みの中で、また違う見え方で発表したい」。ファセッタズムの落合宏理は「ここ数年間、ミラノやパリで戦ってきたが、価値観や環境が変わってしまった今年、6年ぶりに東京でショーを行うことに意味を感じている。僕らが経験してきた時間や想いを、強いクリエーションとして注ぎ込んでいきたい」とコメント。
楽天は「この取り組みを通じて『楽天ファッション・ウィーク東京』の魅力向上を図るとともに、日本発のブランドを世界に向けて発信することで、日本のファッション業界をエンパワーメントしたい」（松村亮執行役員コマースカンパニー ヴァイスプレジデント）としている。
