六本木アートナイト2019が開幕。コアタイム・キックオフセレモニーには小池百合子東京都知事も出席

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六本木アートナイト2019が今日5月25日、開幕した。コアタイム・キックオフセレモニーが六本木ヒルズアリーナで行われ、小池百合子東京都知事やメインプログラム・アーティストのチェ・ジョンファさん、参加アーティストなどが登場した。Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)

「六本木アートナイト」は、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案と、大都市東京における街作りの先駆的なモデル創出を目的に、2009年に一夜限りのアートの饗宴としてスタートしたもの。様々な商業施設や文化施設を併設する六本木を舞台にアート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスなどの様々な作品を街中に点在させ、非日常的な体験を創り出す「六本木アートナイト」は、回を重ねるごとに発展し、東京を代表するアートの祭典になっている。10回目を迎える今年は「夜の旅、昼の夢」をテーマに開催している。

主催者である東京を代表して挨拶した小池都知事は、東京都が姉妹都市であるパリと連携し、昨年11月にパリ市庁舎で開催した「FUROSHIKI PARIS」の東京展となる「FUROSHIKI TOKYO展」のパビリオンをアピールするとともに、「来年は東京オリンピック・パラリンピック。スポーツとともに文化やデザインを東京から発信していく絶好のチャンス。新しい令和の時代を迎え、ますます成熟する東京から世界へ発信していきたいと思っています」と挨拶。

南條史生六本木アートナイト実行委員長は「アートを見るだけでなく、おいしいものを食べたり飲んだりして、六本木の街を楽しみ、オリンピックに向けて東京の文化をアートで盛り上げてほしいし、その盛り上がりが世界に広がることを期待している」などと語った。

また、スペイン・バスク地方の伝統的な打楽器の演奏を中心に、ダンス、パフォーマンスとのコラボレーションや映画製作にも挑戦し、世界各国で活動する「オレカTX」によるスペシャルパフォーマンスも行われた。

なお、「六本木アートナイト」は年々増加する、外国からの来場者のために英語、中国語、韓国語の会話のできるインフォメーションスタッフを配置。車いすの来場者のためのツアーマップや視覚障害のある来場者と巡るツアー、車いすやベビーカーを利用する来場者と巡るツアー、外国語ガイドレクチャーなど、多様な来場者への対応も強化。また、深夜帯には、六本木と渋谷、新宿、立川を結ぶ、無料シャトルバスの運行も実施している。

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チェ・ジョンファさん

武井雅昭港区長

文化庁の内藤敏也審議官

 

 

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