ユミカツラ(YUMI KATSURA)2019年春夏オートクチュールコレクションのテーマは結びの美
桂由美がパリ・オートクチュールコレクション会期中の1月21日、ウエスティンホテル・パリで、ユミカツラ(YUMI KATSURA)2019年春夏オートクチュールコレクションを発表した。テーマは「結びの美」。
桂由美ならではのジャポニズムを表現したドレス
2003年からパリ・オートクチュールコレクションに参加。2005年にはパリ・カンボン通りのシャネル本店前にパリ店をオープンした桂由美。2012年からは、日本の伝統工芸「友禅」をモチーフに、優雅な日本の美を現代ファッション にデザインしたコレクションやクリムトと光琳、ミュシャと広重など、西洋と日本の美術の対比をデザイン表現したコレクションなど、一貫して「友禅」と「日本の美」にこだわったデザインを提案している。
日仏友好160年を記念して、現在パリで開催中の「japonismes2018」(2019 年2月まで)の参加企画となった今回。シークインとしま模様タフタの菊柄刺繍が入ったドレスやしま模様のタフタに菊モチーフの刺しゅうがポイントのミニドレス、西陣織としま模様のタフタとのコンビネーションがポイントのドレスなど、日本の伝統衣装である「きもの」の素材や形、モチーフなどを題材にして、桂由美ならではの「ジャポニスム」を表現したコレクションを披露した。
桂由美は「一貫して日本の美、繊細で優雅、そして夢のある服飾美を創出することをモットーに、伝統と革新、西欧と日本、昔と現代、二極を融合させるデザインを様々な形で提案してきました。今回はストライプと植物(様々な花、樹木)の柄を刺しゅうや友禅で表現したものが新鮮に思ってもらえたようです」としている。