ドラムタオ(DRUM TAO)「RHYTHM of TRIBE~時空旅行記~FINAL」東京公演の記者会見が都内で行われ、演出家のフランコドラオさん、座長の西亜里沙さん、メンバーの岸野央明さんが登場した。今回の公演は、昨年5月からツアーを行ってきた「RHYTHM of TRIBE~時空旅行記~」のファイナル公演となるもの。2月6日から2月8日の3日間、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで、全4回の公演を開催する。
伝統芸能の枠を超えて和太鼓をパフォーマンスとして表現し、世界で評価されているノンバーバル和太鼓エンターテイメント集団ドラムタオ。結成26年を迎えた現在、44人のメンバーが所属。西亜里沙さんが率いるA組、岸野さんがリーダーを務めるK組、新人で構成されているG組の3班体制で年間400回の公演を行っている。
また、昨年は「第69回NHK紅白歌合戦」にも出演。単独演奏とともに、氷川きよしさんとのスペシャルコラボレーション「勝負の花道~世界に響く和太鼓スペシャル~」を行ったことも話題となった。
日本再発見、現代の若者が日本の古き良き文化や、わびさびというものを見つけるために時空を超えた旅に出る映画のようになっているという今回の作品。「若い人たちがタイムスリップして江戸の街に行ったら、どんなことを発見するのか。太鼓で泣く、笑う、感動することが大きなテーマになっている」(フランコドラオさん)。衣装デザインはコシノジュンコさんが手がけた。
今回のファイナル公演について、岸野さんは「26年やってきた中での経験をすべて使って作ったもののファイナルということで、一番いい状態に仕上がっています。間違いなく楽しんでいただけると保証します」とアピール。
西さんは「すごくブラッシュアップされているし、みんなの気持ちが1つになってお客様との一体感が感じられるものになっていると思います」。フランコドラオさんは「A組はこれからの新しい太鼓のスタイルはこうなんだということにチャレンジする舞台を作っていくように成長させたいし、『えっ、こんな表現あるの』と思ってもらえるようなものを作れるようにがんばっていきたい」と話した。
また、コシノさんによる衣装について、フランコドラオさんは「昨年5月のロシアでのボリショイ・バレエ団との共演や、7月のパリでの『ジャポニズム2018』のオープニングを飾ったが、コシノさんは意識していると思うし、彼女も『日本のものだけど、今までにないあたらしいものになっている』と言っている。実際、甲冑は非常に軽く、動きやすく、簡単に脱げて、簡単に身につけられるものになっている。さすがに、舞台を知っている人だと思います」と評価。
西さんは「実際に太鼓を叩(たた)きながら試着する中で、『動きにくい』と言うとすぐにはさみを入れて、どんどん直してくれたので、ステージでどれだけ動いても大丈夫な衣装ができるんです。この衣装はここをひらひらさせてほしいから、こんな振り付けにしてなど、衣装によってショーが変わることもあります」と語った。
Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)
公演概要
■公演名:DRUM TAO 2019
「RHYTHM of TRIBE~時空旅行記~ FINAL」
■衣装デザイン:コシノジュンコ
■演出:フランコドラオ
■開催日時:2月6日(水)開場18:15/開演19:00
2月7日(木)開場12:15/開演13:00 、開場18:15/開演19:00
2月8日(金)開場12:15/開演13:00 ※全4回
■会場:Bunkamuraオーチャードホール(渋谷区道玄坂2-24-1)
■チケット料金:S席\8,500 / A席\6,000(全席指定・税込) ※未就学児入場不可
■ご予約・お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00~18:00)
問合せ
株式会社タオ・エンターテイメント TEL:03-6278-8513 (平日10:00~19:00)
関連記事
ドラムタオ(DRUMTAO)「RHYTHM of TRIBE~時空旅行記~」東京公演が今日7月27日まで開催。「TAOの夏フェス」は8月9日からスタート。