佐藤繊維はエムアンドキョウコ(M.&KYOKO)2019年春夏コレクションで、スイスの絵本作家エルンスト・クライドルフ(Ernst Kreidolf)の「花のメルヘン」からインスピレーションを得たコレクションを提案している。
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エムアンドキョウコは佐藤繊維の4代目であり糸作家である佐藤正樹社長と、パートナーでありデザイナーでもある妻の今日子さんが手がけるニットブランド。パリの合同展示会トラノイ(TRANOI)など海外の展示会でも作品を発表。南米、オーストラリア、南アフリカなど、世界中を巡り探し求めた「こだわりの服の素(もと)」から生まれる、オリジナルの糸を駆使したテキスタイルと、糸や素材を生かしながら複雑に組み合わせることで新しさを出したデザインは国内外で高く評価されている。
色の糸を複雑に組み合わせた色やきれいな色を得意としているエムアンドキョウコだが、ペールトーンのノスタルジックなパステルカラーとともに、ネオンカラーよりのライムグリーンやピンクのボーダーなど、ネオンカラーに近いパステルカラーが登場していることが今シーズンの特徴だ。
レーシーなタイプからポップな花柄、柄オン柄としても着られるものまで、花柄を中心に、これまで以上に柄のバリエーションが広がっていることや、コートだけでなくワンピースでもリバーシブルを提案していることなどもポイントになっている。
Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)
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