田中崇順と松本志行によるディウカ(divka)が2019年春夏コレクションを発表した。今シーズンは、(un)usualをテーマに、日常の中にエレガンスをもたらすデザインを提案している。
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ここ数シーズン、同ブランドらしさを守りながらも、これまでとは違うアプローチに挑戦してきたディウカ。前回ははデザイン性と機能性の両立をふまえた上で、ディウカの表現できる新しいエレガンスを追求したが、今シーズンはデザインと機能性、エレガンスと日常的なものなど、数シーズン取り組んできたテーマを更に発展させ、ミニマリスティックな方法や限られたアイデアで、エレガンスを表現しようと試みた。
クリスチャン・ディオールがラインでファッションをリードした時代のように、ウエスト部分を縛るテクニックでリアルな中にエレガンスを共存させたデザインや、カットジャカードを使ったクロコダイル柄のワンピースやトレンチコート。そして、播州の写真織りを使ったコートやワンピース。
また、今シーズンは東京手描友禅の伝統工芸士である小倉隆氏とコラボレーション。帯に使われた植物の柄を服に落とし込んだデザインを発表した。
田中崇順と松本志行は「今シーズンはディウカならではの日常、エレガントを日常に落とし込んだコレクション、日常を少しでも華やかに見せられる服を作った。コラボレーションは手仕事やドレーピングで服を作るディウカの服作りと、伝統的な技術を継承するだけで無く、新しい手描友禅を作る小倉氏に共通するものを感じたから。今シーズンだけでなく、今後も手描友禅とのコラボレーションを続けていきたい」と話している。
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