シチズン時計が1993年5月に発売したシチズン電波時計「Cal.(キャリバー)7400」が国立科学博物館が選定する2018年度の重要科学技術史資料である未来技術遺産に登録される。未来技術遺産の登録は、シチズングループとして初めて。
シチズン電波時計「Cal.7400」は、標準電波を受信して時刻を合わせる電波時計。受信用アンテナのサイズが大きく、時計上面に配置しないと受信できないなどの制約を、上面中央にアンテナを配置するユニークなデザインによって解決。日本・ドイツ・イギリス3局を切り替え受信する多局受信を世界で初めて実現した。多局対応の電波時計のさきがけとして発売され、同社の主力製品 である電波時計、衛星電波時計の技術の発展を支える礎になっている。
未来技術遺産は「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」 および「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」の保存を図るとともに、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的として、国立科学博物館が平成20 年度より実施している登録制度。 これまで 240 件が登録されており、今回新たに「Cal.7400」など19 件が登録される。
なお、未来技術遺産の登録証授与式は、8月28日、国立科学博物館で行われる。
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