「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス(MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless)」のオープニングセレモニーが6月21日、開催された。森ビルの辻慎吾社長とチームラボの猪子寿之代表らが出席し、テープカットを行った。Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレスは、森ビルとチームラボが共同で運営する、世界に類を見ない全く新しい体験型のデジタルアートミュージアム。500台近くのプロジェクターと500台以上のコンピューターを使い、施設面積10,000平方メートルという巨大な空間の中にボーダーレスな世界を創り上げている。
オープニングセレモニーで森ビルの辻社長は「この施設には3つの思いを込めた。第1は世界に類のない新しいミュージアムを創り、都市の磁力を高めること。世界中から注目してもらい、人を集めたい。第2は東京から世界に現代アートを発信すること。森ビルは2003年から六本木ヒルズの森美術館で現代アートを紹介してきたが、現代アートは今の時代を先鋭的に反映するものであり、デジタルアートは今のテクノロジーの進化によって生まれる現代アートの中の現代アート。チームラボとタッグを組み、デジタルアートを発信したい。第3は子供たちに新しい学びの場を提供すること。このミュージアムを創ることで楽しみながら学んでもらえる空間を提供したい。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前にこういう施設ができることに我々自身も期待している」とあいさつ。
チームラボの猪子代表は「我々は境界のないアートと呼んでいますが、作品は部屋を出て、通路を走り、時には出て行ってもらい、混じり合い、影響を受け合います。みなさんもこの世界をさまよい、探索し、発見してください」とした上で、「皆さんが応援してくれるおかげで、こんなめちゃくちゃなことをやらせてもらえて、本当にありがとうございます。今は意味がわからないような場所かもしれませんが、未来において本当に意味がある場所にしていきたいと思っていますので、これからも応援していただければ」と喜びを語った。
小池百合子東京都知事からの「先日の内覧会で一足早く拝見させていただきましたが、本当にすばらしすぎて形容のしようがない体験でした。このミュージアムが国内外からのお客様を魅了する観光スポットになることは間違いありません」という祝電も届いた。
また、オープニングセレモニー後には、たくさんの子供たちなど、一般客も入場。体験型のデジタルアートミュージアムを楽しんだ。初日のチケットは完売した。
なお、バイトルアプリのユーザーの中から10万人の高校生を無料招待するという (特設ホームページ: https://www.baitoru.com/cp/teamlab-borderless/ )。
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■施設概要
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス(MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless)
所在地:東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン)
営業時間:月~木 11:00 -19:00 (21:00)
金・祝前日 11:00 -21:00 (22:00)
土 10:00 -21:00 (22:00)
日・祝日 10:00 -19:00 (20:00)
※最終入館は閉館の1時間前
※()内は6/21(木) – 8/31(金)までの特別延長時間。
※営業時間はシーズンによって異なります。詳しくはウェブサイトをご確認ください。
休館日:第2・第4火曜日
料金:一般/高・大学生3,200円(※6月21日~7月31日までは2,400円) 子ども(4歳~中学生)1,000円
※施設オープンを記念して、「オープン記念チケット」を販売します。 6月21日(木)から7月31日(火)まで、お得な料金でお楽しみいただけます。
※料金は税込の金額となります。
※前売券・当日券ともに料金は共通です。 前売券は、日付指定となります。
※前売券・当日券ともに、その日の販売予定枚数の上限に達し次第、販売終了となります。詳細 はHPをご確認ください。
※EN TEA HOUSE(カフェ)は、別途料金がかかります。
※中学生以下のお子さまだけでの入場はできません。
チケット発売: 2018年6月7日より発売中
販売場所:展覧会公式ウェブサイト https://borderless.teamlab.art/jp/
ローソンチケット、セブンチケット