佐藤繊維が展開する「エムアンドキョウコ(M.&KYOKO)」は2018/2019年秋冬コレクションで、スイスの画家・アーティストであるパウル・クレー(Paul Klee)からインスパイアされたデザインを提案している。
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オバマ大統領夫人がアメリカ大統領就任式で着用したニナリッチのイエローのカーディガンに使われた世界一細いモヘア糸を開発したことで注目を集めた山形の紡績ニット会社・佐藤繊維。エムアンドキョウコは佐藤正樹社長が南米、オーストラリア、南アフリカなど、世界中を巡り探し求めた「こだわりの服の素(もと)」から生まれるオリジナルの糸を駆使したテキスタイルが特徴のレディースブランド。パリの合同展示会トラノイなどにも出展し、高く評価されている。
パウル・クレーの多彩な作品や様々なモチーフの中でも、カラフルでグラフィカルなものなど、エムアンドキョウコにあうものからインスピレーションを受け、同ブランドらしいデザインに落とし込んだ今回。幾何学柄のワンピースやスカートなどが今シーズンの特徴だ。
また、もともと美しい色の糸を複雑に組み合わせた色が特徴のエムアンドキョウコだが、今シーズンはカラフルなレギンスなどとともに、リバーシブルのコートやジャケット、無地のニットに組み合わせるアクセサリー的なニット、オリジナルの布帛やモヘアなどがこれまで以上に充実しているなど、トータル化がさらに進んでいることもポイントになっている。
色はアクセントカラーとして赤を使っている。
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