東京ミッドタウン日比谷開業後初のエリアイベント「Hibiya Festival(日比谷フェスティバル)」オープニングショーが4月26日、東京・千代田区の東京ミッドタウン日比谷1階日比谷ステップ広場で行われ、大澄賢也さんや中川晃教さん、SAMURIZE from EXILE TRIBE などが登場した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)
3月29日の開業から約1ヶ月、ゴールデンウィークを目前に来場者数が200万人を突破した東京ミッドタウン日比谷。ビルはダンシングタワーといい、鹿鳴館(ろくめいかん)で男女が踊っている姿、エレガントな曲線を描いているという。
Hibiya Festivalは、日比谷から世界へ発信する観劇の祭典として、4月26日から5月20日まで開催されている日比谷の街を挙げた観劇フェスティバル。5月6日まで日比谷ステップ広場で行われている「Hibiya Step Show」など、芸術文化・エンターテインメントの中心地である日比谷にふさわしい、演劇やダンス、舞踊、ミュージカル、オペラなどの様々なステージを開催していて、イベント期間中はオペラや観劇のショートステージを無料で見ることができる。
宮本亞門プロデュースによるオープニングショーでは、日比谷が鹿鳴館のあった格式高い場所であり、舞台芸術の花が開いた場所であることから、大人の世界にあこがれる少女(ASUKA Yazawaさん)が恋に落ち、音楽やエンターテインメントに酔いながら、未来を見つめ、成長していく姿を表現した。大澄さんや、特別出演の中川さん、 SAMURIZE from EXILE TRIBEのほか、女子高生ゴスペルシンガーで話題となった鈴木瑛美子さんが参加。1930年代、40年代のビッグバンドジャズ、70年代のディスコ、80年代のロックなど、ここ100年のヒット曲を時代とともに、総勢50人の出演者がパフォーマンスを繰り広げた。
中川さんや鈴木さんのソロ、SAMURIZE from EXILE TRIBEの6人の光るスーツのダンスなども注目を集めた。
ショー終了後、中川さんは「日比谷は僕にとってだけでなく、今日来ている皆さんにとっても思い出の街ではないでしょうか。そこにこんな建物(東京ミッドタウン日比谷)ができてしまって。しかも、360度とは言えませんが、周りには帝国劇場や日生劇場、シアタークリエ、宝塚劇場、そして日比谷野外音楽堂などもあります。皆さん、応援よろしくお願いします。(イベントや日比谷のエンターテインメントを)一緒に盛り上げてください」とあいさつ。
「日比谷は自分の村のようなもの。よく遊んで、あらゆることを学んだし、人を喜ばせること、楽しませること、つなぐことを教えてもらいました」という宮本さんは「日比谷にはあらゆるものがあってブロードウェイなど目じゃないぐらい。これからますますエンターテインメントが広がっていくと思います」と話した。
また、フィナーレではヤノベケンジさん制作、増田セバスチャンさん衣装協力によるイベントのシンボルオブジェ「Flora」のショーも行われた。
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