マラミュート(malamute)2017/2018年秋冬コレクション。ブランド初となるリブをはめ込んだシャツも発表。

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マラミュート2017/2018年秋冬コレクションのテーマは架空都市「アルファヴィル(ALPHAVILLE)」。A.I.の中に張り巡らされている、繊細な配線のイメージや、明滅する電子回路の光、きれいな身体のラインをキーワードに、耐久性があり、ストレッチ性に優れた動きやすい素材を選び、無機質なイメージに仕上げたコレクションを提案している。

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1965年に公開されたジャン=リュック・ゴダールの映画「アルファヴィル」と、2015年に公開されたアレックス・ガーランドによる映画「エクス・マキナ」の2つのSFスリラーからインスピレーションを得たコレクションを展開。感情を排除されたアルファヴィルという都市に住むアンナ・カリーナ演じる主人公ナターシャと、エクスマキナでアリシア・ヴィキャンデル演じる女性型A.I.(人工知能ロボット)エヴァを重ね合わせ、架空の都市に暮らす女性をイメージした今シーズン。

「ガリヴァー 旅行記」の第三章で”創造の国”として描かれる日本への旅からインスピレーションを得た2016/2017年秋冬コレクションのサザンカの花のほか、「ベニスに死す」のレストランのアジサイなど、「気になっている小説や映画の中から花のジャカードを作る」という小髙真理らしく、繊細なジャカードで架空都市に咲く花を描いたトレンチ風コートなどを提案。また、アンドロイドのようにきれいな身体を表現するために、ストレッチ素材をパネルではめ込んだ花柄のニットジャケットなども出している。「今回はマラミュートとしては初めて、凹凸感のあるリブを脇にはめ込んだシャツなども提案しました」と小髙。

ニットならではのテクスチャーやフォルムを生かしたものづくりでニューエレガンスを表現するマラミュート。展開しているアイテムはニットだけでショーも行っていないにも関わらず、評価は高く、創造力と独創性、事業の発展性などを基準にした、「2017年度Tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門」の支援デザイナー10ブランドの1つにも選ばれている。

 

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PHOTO:EIKI MORI
STYLING:MAKI MARUKO
Hair & Make-up:KOMAKI

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