sacai 2018 Pre Spring collection
サカイ(sacai)2018年春夏プレコレクションの展示会が開催された。「クリエーターの意図と、受け取る側(そば)の解釈のバランスを探る。慣れ親しんだ洋服のルールを踏まえつつ、その文脈を変えながら、受け手にそれぞれの物語を書くことを促し、自分自身とのつながりや意味を見いだす自由を与えている」という今回のサカイ。ある人にとっては意味をなし、また、ある人にとっては抽象的な単語の組み合わせになる、ミニマル・ポスト・ミニマル・コンセプチュアル・アートの創始者である、ニューヨークの現代アーティスト、ローレンス・ワイナー(Lawrence Weiner)のタポグラフィー・アートワークを取り入れている。
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服にプリントされた言葉は実は意味を持たず、単語もただ文字を並べただけ、だという。一方、デザインはメンズやミリタリーとドレッシーなデザインが共存。ユニフォームとミリタリー、カウボーイなどをミックスし、原型を崩して新しく生まれ変わらせたもの。脇にファスナーやキルティングを付けたり、はと目を付けたりしたものもポイントになっている。
多くのデザイナーがサカイのスタイルに影響を受けたコレクションを発表し、サカイ自体も、何をしてもサカイに見えてしまうほど、1つの世界を確立してしまったとも言えそうなサカイ。10月にパリで行われる、次の2018年春夏コレクションも注目を集めそうだ。
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サカイ マン(sacai man)2018年春夏コレクション 展示会
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