東京ファッションデザイナー協議会議長交代中川淳郎氏が新議長に

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中川淳郎氏が新議長大塚議長は顧問に

東京ファッションデザイナー協議会は29日、7月1日付で中川淳郎氏が新議長に就任すると発表した。2008年9月1日から議長を務めてきた大塚陽子議長は6月30日付で退任し、顧問に就任する。

中川氏は「ファッションデザイナーの活躍する範囲は広がっている。厳しい局面を打開する力のある企業・団体、個人などとの連携を強化し、異業種や政府・自治体との協業を行うなど、ファッションデザイナーの仕事の幅を広げることで新しい市場を開拓していきたい。2017年度は、事業の拡大と社会貢献、ネットワーク・組織基盤の強化、会員サービスの強化、の3つを特に強化したい」というコメントを発表。

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組織基盤強化として若手会員や学生会員の新設も

アパレル・小売り・産地や異業種との連携・海外からの事業の呼び込み・政府や自治体との連携、 新規デザイン事業の提供・ビジネス情報の提供・セミナーワークショップの開催などを進めるとともに、組織基盤の強化の具体策として「ブランド設立間もない若手会員や学生会員の新設などについても、総会を経て決定したい」としている。

中川淳郎(なかがわあつお)氏は1952年生まれ。東京出身。65歳。1974年、オンワード樫山入社。営業・宣伝・マーケティング・広報を歴任。2001年からはTokyo 新人デザイナーファッション大賞事務局長として新人デザイナーの育成に努める。また、2008年、東京都と共同でTokyo 新人デザイナーファッション大賞プロ部門(CREATORS TOKYO)を創設した。2011年にオンワード樫山退職後、文化学園でTokyo 新人デザイナーファッション大賞事務局長・文化学園大学講師を務め、今年3月文化学園を退職した。

東京ファッションデザイナー協議会は、1985年7月、三宅一生氏を代表幹事に、川久保玲氏、松田光弘氏、森英恵氏、山本寛斎氏、山本耀司氏が幹事として参加し設立された。事務局長は太田伸之氏。設立時の会員数は32。同年11月に東京ファッションデザイナー協議会主催で第1回「東京コレクション」開催。以降、国内外のデザイナー組織や政府関係と連携を取りながら、日本を代表するデザイナー組織として活動してきた。今年6月現在の会員数は50。

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