特別企画展「EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER」が10月13日まで開催。内覧会当日にはジャンポール・ゴルチエ自身も来場

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特別企画展「EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER」が9月14日から10月13日まで、東京・渋谷のカシヤマ ダイカンヤマ(KASHIYAMA DAIKANYAMA)で開催されている。開幕前日の9月13日には内覧会が行われた。内覧会当日はジャンポール・ゴルチエ自身も来場した。

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1970年代後半からゴルチエの才能を見いだし、1981年からのパートナーシップにより世界での活躍をサポートしてきたオンワードグループが、その関係を記念して開催したもの。

当初は、オンワードホールディングスが今年4月にオープンした新業態施設カシヤマ ダイカンヤマの、カルチャーやアートを発信するイベントスペースである1階のギャラリーで開催する予定だったが、全館(地下1階から地上3階)での開催となった今回。館内はゴルチェをイメージした色やグラフィックで統一され、コレクターによる貴重なヴィンテージコレクションも販売されている。招待状や二面性を表現したグラフィックも展示されていて、グラフィックの1枚には来場したゴルチェが書いたサインもあるなど、ゴルチェらしい遊び心も感じられる。

2014年9月に行われた2015年春夏パリコレクションで、プレタポルテとしては最後のショーとなるを発表。プレタポルテコレクションを終了して以降も、パリオートクチュールコレクションで作品を発表し、世界のファッションシーンをリードしているゴルチエ。日本でもファンが多く、内覧会でもサインを求められる場面が多く見られた。

日本では既にレジェンドともいえるかもしれない存在だが、プレタポルテコレクションをルーブル開催した当時やオートクチュールコレクションの最前列でも絶対に見ることが出来ないくらいの距離で見ると、その驚くような軽さや、リアリティが感じられ、デザインとは何か、(もちろん、その技術とこだわりを理解した上で)ゴルチェがオートクチュールではなくプレタポルテを続けていたら、パリコレクションはどうなっていたのかなど、様々なことを考えさせてくれる。ファッション関係者やファッションを学ぶ学生はもちろん、多くの人に見てもらいたい必見の展覧会だ。入場料無料。

Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)

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