日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)が第37期定時社員総会と懇親パーティを開催

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日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)は6月13日、東京・港区の東京ミッドタウンホールAで第37期定時社員総会と懇親パーティを開催した。

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冒頭、北畑稔理事長(レナウン社長)は「基本活動方針については需要創造と市場拡大を引き続きテーマに掲げながら進めていきたい。日本百貨店協会のプレミアムバザールの周知活動と定着への取り組みたい。また、JAFICプラットフォーム事業については会員企業とクリエーターのマッチングに加えて、日本各地の産地の方々や伝統工芸とのコラボレーションも加え、立体化した切り口でのマッチングを推進していこうと考えている。J∞QUALITY事業も国内だけでなく海外も視野に入れて販促活動を展開していく」と挨拶。

その上で「CSR憲章を制定したことで、周知と活動を徹底、推進していきたい。アパレルファッション産業を取り巻く環境は決して楽観できるものではない。当教会には正会員、賛助会員合わせて335社が加盟しているが、中小企業の環境改善につながる活動も心がけていきたい」と強調した。

今年度からスタートしたCSR委員会の岩田功委員長(三陽商会社長)は「アパレルファッション産業は世界的に見ても環境負荷の高い産業。環境問題や人権問題など、社会的な問題にどう向き合っていくのか、会員企業それぞれがどのようにCSRに取り組んでいくのかの指針としたいし、憲章にのっとった形で活動を進めていきたい」と話した。

また、来賓の小池百合子東京都知事は「アジアのファッションや世界のファッションの中心は東京だと言われるように、皆さんととともに若手デザイナーの人材育成に更に取り組んでいきたい。また、今年9月にはラグビーのワールドカップ、来年には東京オリンピック・パラリンピックが行われるが、日本や東京が発信の中心となることは確実です。オリンピックはスポーツの祭典であると同時に文化の祭典。文化としてのファッションや、これまで日本の糸編産業が培ってきた蓄積を世界に届けるお手伝いをしたい」などと語った。

Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)

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