佐藤繊維(Sato Seni)が好調。時代にマッチ。「日本の技術を集約したニットを作っていきたい」佐藤正樹社長。

Pocket

「他にはないもの、オリジナリティのあるもの、変わった物しか売れない時代。そんな時代にぴったりあっているのだと思う」と語るのは佐藤繊維(Sato Seni)の社長であり糸作家である佐藤正樹氏。

山形の紡績ニット会社・佐藤繊維が好調だ。厳しい状況が続く中で、店頭、展示会とも順調に推移している。先日のピッティ・フィラーティ(Pitti Filati)は過去最高の客数。佐藤氏を中心に、各工程で選ばれた、最高の技術を持つ職人からなるチーム「Gauge(ゲージ)」が作る、佐藤繊維のものづくりの集大成として昨年スタートしたメンズブランド「991(キューキューイチ)」は今年も順調、レディースブランド「エムアンドキョウコ(M.&KYOKO)」の東京で開催した2018年春夏コレクションの展示会も前半は150パーセントとなるなど、前年を大きく上回るペースでオーダーを増やしているという。「フーガフーガ(FUGA FUGA)」も伸びている。

「エムアンドキョウコ」2018年春夏コレクションの展示会では、佐藤氏が世界中を巡り探し求めた「こだわりの服の素(もと)」から生まれる、オリジナルの糸を駆使したニットはもちろんカットソーやレース、ホールガーメントまで、展開は更に広がり、「ひとつとして無難な物はない」と言い切るほどオリジナリティを追求しながら、トータル提案も進んでいる。

先日は、春の褒章で、メーカーズシャツ鎌倉の貞末良雄会長などとともに、山形県ニット工業組合理事長として藍綬褒章を受賞した佐藤氏。「これからも日本の技術を集約したようなブランドやニットを作っていきたい」と強調する。

バラク・オバマ大統領夫人(当時)がアメリカ大統領就任式で着用した、ニナ リッチ(NINA RICCI)のイエローのカーディガンに使われた世界一細いモヘア糸を開発したことで注目を集めるなど、パリやミラノのコレクションに参加しているラグジュアリーブランドのニットデザイナーや世界のトップブランドなどからも評価の高い佐藤繊維。また、2015年には山形・寒河江にサンプルの糸作りを行う工房や工場と隣接するセレクトショップ「ギア」をオープン。昨年は同ショップで、「991」の日本でのお披露目となるショーを行った。ラグジュアリーブランドやコレクションブランドを驚かせるような新しい提案や、産地と日本のニット産業をリードする取り組みはもちろん、自社ブランドや新しい挑戦も更に加速しそうだ。

エムアンドキョウコ(M.&KYOKO)2018年春夏コレクション

昨年山形・寒河江のギアで開催したコレクションと、サンプルの糸作りを行う工房や工場

画像をクリックすると拡大写真を見ることができます。

スポンサーリンク
スポンサードリンク2




スポンサードリンク2




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサードリンク2