
藤田ニコルが“願いを叶える光”を点灯 カナエルNIHONBASHI 2025-26が日本橋でスタート
「今日のファッションは後ろにある麒麟ゴーラウンドと合わせて来ました。やっぱり“金”のイメージがあったので、いろんなところがピカピカ、キラキラしています」と語る藤田ニコルさん。
日本橋室町エリアマネジメントは、2025年11月21日から2026年2月15日まで、冬の日本橋を舞台に“願いを叶える”をテーマにした新イベント「カナエルNIHONBASHI 2025-26」を開催している。開幕前日の20日には、COREDO室町テラス1階大屋根広場で点灯式が行われ、タレントの藤田ニコルさんが登場。メインシンボルである“幸福を呼びこむ麒麟ゴーラウンド”に灯りをともした。
テーマは「開運」と「推し活」。江戸時代から“当たりの地”として親しまれてきた日本橋の歴史を踏まえ、願いを抱く人々の思いを応援するイベントとして展開される。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)
■“願いを叶える日本橋”を象徴する新イベントとして初開催

「カナエルNIHONBASHI 2025-26」は、2026年2月15日まで約3カ月にわたり開催される。主催は一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント。江戸時代、福徳神社が興行した〈御免富〉で“当たりの地”として知られた日本橋は、近年ではライブや舞台の当選祈願、いわゆる“推し活”のために訪れる若者も増えている。こうした背景を踏まえ、今回は「開運」「推し活」という二つの切り口から、日本橋の街を巡りながら願いを託す体験を提供する。
イベントのメインシンボルとなる「麒麟ゴーラウンド」は、名橋・日本橋の欄干にも使用される翼をもつ麒麟をモチーフにしたメリーゴーラウンド型のオブジェ。日本橋らしい新たな開運スポットになればという思いで制作された。17時から30分おきに光と音のショーを楽しめる。また、回転しないため、訪れた人が座って写真や動画の撮影なども楽しむことができる。
■日本橋の魅力 推し活の相手は愛犬のユキちゃん
藤田さんは日本橋の印象について「大人の街というか、歩いている皆さんが輝いているイメージがありますね。車でもよく通るんですが、買い物を楽しんでいる人やお仕事で来ている人がいて、皆さんかっこよく見えます」とコメント。また、「ポケモンが大好きなので、カフェも楽しめる日本橋のポケモンセンターにはよく行きます。おいしいものも大好きで、昔から長く続いているお店もたくさんありますよね。うなぎなども食べたいし。でも、日本橋って“和”のイメージがあるので、あえて洋食も食べたいですね」と語った。
推し活について問われると、「やっぱり裏切られたくないっていう気持ちもあるからか、愛犬のユキちゃんが一番の“推し”です」と即答。「今4歳で、日本スピッツという犬種なんですが、本当にクリスマスシーズンにぴったりなくらい、私の服よりもモフモフで。今は朝も夜も一緒にあたたまっています。やっぱり“推し”と24時間一緒にいられるって、なかなかないと思うんですよね。本当に笑顔もすごく可愛くて、幸せをくれるような笑顔をしているので、元気をもらっています」と会場を和ませた。
■藤田ニコルさんが点灯 「願いが叶いそうな光」と笑顔

点灯台に触れた藤田さんは、点灯直後に「すごい! 全体がキラキラしていて、ホリデーシーズンが来たなっていう感じでワクワクします。本当に願いが叶いそうな光ですね。なんだか買い物したくなるような気分になります」とコメント。
「すごく輝いていて、かっこよさもありながら美しさもあって。イラストとか遠目で見たりすると、結構“かっこよすぎる”感じがあるんですけど、近くで見ると愛着が湧いてくるといいますか、すごく可愛らしかったです」と笑顔を見せた。
■“叶え札”に込めた願いは「家族の健康」

藤田さんは、来場者も参加できるスタンプラリー企画「叶え札かさね推しめぐり」も体験。“願いを叶える札”に記した内容について「当たり前のことすぎて恥ずかしいんですけど、叶えたいことは“家族が健康でいてくれますように”。年齢を重ねていくと、先輩たちが健康に気を使っている意味がよく分かってきたといいますか、本当に健康が一番大事なんだなと思うようになりました。私だけじゃなくて、ユキちゃんも夫も、家族みんなが健康でいてくれますように、という願いを書きました」と答えた。
続けて「本当は“お正月にゴロゴロたくさんする”って書きたいなと思ったんですけど、それは自分で叶えられそうだなと思ったので(笑)、こちらにしました」と笑いを誘った。
■クリスマスは「家でゆっくり」 願いは“穏やかな時間”
最後にクリスマスの予定を問われると、「毎年“なるべく仕事を休みたい”ってマネージャーさんに伝えているので、今年もきっと休めるんじゃないかなと思っています。おうちでクリスマスケーキを食べたり……。私はハロウィンの次の日からツリーをお家に飾るくらいクリスマスが大好きなので、家で温かくクリスマスを過ごせたらいいなと思います」と明かした。
■日本橋の“開運スポット”の歴史と、街全体が光に包まれるイルミネーション

日本橋は、福徳神社が興行した〈御免富〉で“当たりの地”としてにぎわった歴史を持つ。現在もライブの鑑賞券や舞台チケットの当選祈願に訪れる人が多く、“推し活の聖地”としてSNSで人気を集めている。
また、今年はイルミネーション企画「こころ躍るNIHONBASHI」も同時開催。合計20万球以上のLEDライトが街を包み、17時から24時まで点灯予定だ。COREDO日本橋や日本橋高島屋、日本橋三越など主要施設が連携し、日本橋全体を巡る光の回廊を形づくる。
■開運メニュー&推し活ナイトマーケットなど、街を巡る多彩なコンテンツ
イベント期間中は、日本橋エリアの飲食店が“開運”や“推し活”をテーマにした限定メニュー「カナエルメニュー&グッズ」を展開。縁起の良い食材を使った料理や、推しカラーに合わせて撮影できるメニューなど、多様な楽しみ方を提案する。
また、大安や一粒万倍日などの開運日には、日本橋仲通りで「推し活ナイトマーケット」を開催。推し活アイテムの販売や、アクリルスタンドをレジンで制作するワークショップなど、若い世代に人気の高い企画が並ぶ。
■来場者参加型「叶え札」スタンプラリーで願いを“重ねて”
「叶え札かさね推しめぐり」は、願いを書き込む専用の札を持ち、周辺施設を巡りながらスタンプを“重ねていく”体験型コンテンツ。完成した札は持ち歩くこともでき、推し活や受験、仕事運など、思い思いの願いを託すことができる。
■地域が連携し、“願いを叶える日本橋”を広域に発信
「カナエルNIHONBASHI 2025-26」は、三井不動産やCOREDO各館、日本橋高島屋、日本橋三越本店、福徳神社など、多くの地域団体や店舗が協力して実施される。冬の日本橋の風物詩として定着しつつあるイルミネーションとともに、街全体で季節と文化を体験できる機会を提供する。
なお、三井不動産グループでは、都内四施設(東京ミッドタウン、東京ミッドタウン日比谷、東京ミッドタウン八重洲、日本橋エリア)をはじめ、各所でイルミネーションを展開している。
「カナエルNIHONBASHI 2025-26」点灯式








