ヨーク(YOKE)の寺田典夫が「FASHION PRIZE OF TOKYO 2026」受賞 パリ・メンズ・ファッション・ウィークと東京でショー開催へ

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東京都と日本ファッション・ウィーク推進機構が主催する「FASHION PRIZE OF TOKYO 2026(ファッション プライズ オブ トーキョー 2026)」第8回受賞デザイナー発表会が行われ、ヨーク(YOKE)の寺田典夫さんが選ばれた。受賞により、2026年1月と6月のパリ・メンズ・ファッション・ウィーク(パリメンズコレクション)でのショー開催が決定。さらに翌年3月の「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W(楽天ファッションウィーク東京2026年秋冬)」で凱旋イベントを行う。写真©Japan Fashion Week Organization

「FASHION PRIZE OF TOKYO」は、東京発のデザイナーズブランドを国際舞台へ送り出す支援プログラム。審査では、①東京を代表するインターナショナルブランドになる可能性がある、②デザインやアイテム数で知名度向上の可能性がある、③海外出展の意欲があり、支援内容を実施する体制がある――の3点を基準にエントリーブランドを選定。その中で最もポテンシャルが高いブランド・デザイナーとして、寺田さんが選ばれた。

寺田さんは2026年1月と6月のパリ・メンズ・ファッションウィーク期間中に、パリでショーイベントを開催する。来年3月に行われる「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」でも、凱旋イベントを実施する予定だ。

「FASHION PRIZE OF TOKYO」は、すでに国内外で知名度と実績を持ちながら、海外で継続的にコレクション発表を行っていない東京のデザイナーを年1組選び、パリのメンズまたはウィメンズのファッションウィークでの1年間2シーズンにわたるファッションショー形式のコレクション発表とショールームイベントを支援する取り組み。同じく若手デザイナーの育成・支援を目的としたファッションコンテスト「TOKYO FASHION AWARD(東京ファッションアワード)」よりも一段進んだ企画となっている。

第1回はマメ(Mame Kurogouchi)の黒河内真衣子さん、第2回はオーラリー(AURALEE)の岩井良太さん、第3回はダブレット(doublet)の井野将之さん、第4回はシーエフシーエル(CFCL)の高橋悠介さんが受賞。第5回はトモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)の小泉智貴さん、第6回はエムエーエスユー(MASU)の後藤愼平さん、前回の第7回はシュタイン(ssstein)の浅川喜一朗さんが選ばれた。

【デザイナープロフィール】
寺田典夫(Norio Terada)
文化服装学院服飾専攻科デザイン専攻を卒業後、ドメスティックブランドやセレクトショップなど数社でデザイン、企画、生産管理を経験。2016年に独立し、2018年秋冬よりブランドを開始。2022年にTOKYO FASHION AWARDを受賞。

【ブランドプロフィール】
ブランド名「YOKE(ヨーク)」は、「繋ぐ」「絆」「洋服の切り替え布」などの意味を持つ。2018年秋冬に「つなぐ」をコンセプトにブランドを開始した。

原料から糸、生地、裁断、縫製、仕上げまで、一連の工程には多くの人が関わり、それらが「つながる」ことで洋服は完成すると捉えている。「モノがヒトをつなぎ、ヒトがヒトをつなぎ、ヒトがモノをつなぐ」。ブランドのアイテムが多くの人に広がり、つながっていってほしいという思いを込めている。

毎シーズン、アーティストやムーブメントなど多様なインスピレーションを取り入れ、洗練されたリラックス感とエッジの効いたデザインが共存するスタイルを提案している。

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