チャコット、新作「グラスヴェール クッションファンデーション」を発表 偏光パールと専用パフで叶える透明感ベースメイク

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チャコット、約2年ぶりの発表会で“光メイク”新作を披露

「グラスヴェール クッションファンデーション」9月12日発売 ステージ発想でセミマット肌に

チャコットは8月6日、コスメティクスブランド「チャコット・コスメティクス(Chacott COSMETICS)」の約2年ぶりとなるメディア向け発表会を、東京・南青山の「ニーズ青山 by T&G WEDDING(旧 青山迎賓館)」で開催した。会場では、9月12日に全国発売する新製品「チャコット グラスヴェール クッションファンデーション」を初披露。ブランドの世界観や今後の展望、2025年6月に始動した新プロジェクト「踊れ、表情。」を紹介するとともに、商品開発責任者の塚本拓也氏が実演を交えながら製品の魅力を伝えた。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

ステージメイクの光技術を日常に

1950年にダンス用品メーカーとして創業したチャコットは、約30年前から化粧品事業を展開。舞台芸術の現場で培った「崩れにくさ」「高発色」「安全性」を強みに、代表製品の「フィニッシングパウダー」や化粧下地「ラスティングベース」は一般ユーザーにも広く浸透している。

今回発表された新作は、舞台照明下で映えるメイク技術を日常に応用したもの。RGB(赤・緑・青)の偏光パールが肌の凹凸やくすみ、赤みを自然に補正し、シリコーン系球状粉体が光を乱反射させてソフトフォーカス効果を生む。厚塗り感を抑えながら、透明感のあるセミマット肌を実現する。UVカットはSPF50+/PA++++で、紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方(会見では酸化亜鉛フリーと説明)。カラーはライトベージュ(520)とナチュラルベージュ(521)の2色。価格はレフィル(パフ付き)2420円、付属ケース550円(いずれも税込)で、先行販売は8月29日から直営店、公式オンラインショップ、全国のロフト(一部店舗を除く)で行う。

来場者を魅了した“ベース3部作”の実演

塚本氏は、昨年発売の「コンプレクションクリエイター」、今年6月発売の「シェーディングプライマー」、そして今回の新作「チャコット グラスヴェール クッションファンデーション」を組み合わせた“ベースメイク3部作”による実演を披露。立体感と透明感を両立させるプロのメイクテクニックを解説した。

まず、シェーディングプライマーを額から頬、フェイスラインまで均一に塗布し、ファンデーションの密着力を高める土台を作る。この段階で「表面が滑っていないか確認することが、その後の仕上がりを大きく左右する」と指摘。肌の状態をきちんと整えることが、美しいベースメイクの第一歩だと強調した。

続いて、グラスヴェール クッションファンデーションを頬の中心から外側へ向けてのせ、赤みや色ムラが気になる部分には丁寧に重ねづけ。一方、目元やシワが入りやすい部分には、パフに残ったファンデーションを軽くぼかす程度にとどめ、厚塗り感を防ぐ。専用パフは一般的な三層構造ではなく、細かな気泡の一層構造を採用しており、ファンデーションを吸い込みすぎず必要な量を肌に均一にのせられるため、ムラのない仕上がりを実現する。

さらに、偏光パールの色効果についても解説。赤は血色感、緑は赤み補正、青は黄ぐすみ補正と、それぞれが肌印象を整える役割を担い、三色を重ねることで光を受けたときに自然な立体感と透明感が生まれるという。

仕上げにはプレストパウダーをパフで軽く置くようにのせ、最後に表面をなでるように整えることで、磨き上げたような滑らかな質感に。化粧直しの際も厚ぼったさが出にくく、長時間美しいベースメイクをキープできると説明した。

光をテーマにした今後の展開

同ブランドは今後も「光を味方につける」をコンセプトに商品開発を続ける方針で、追加色の展開も視野に入れている。

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