アシックスジャパン「ゲルカヤノ32（GEL-KAYANO 32）」発売　安定性と快適性を追求

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アシックスジャパンは、高機能ランニングシューズ「ゲルカヤノ（GEL-KAYANO）」シリーズから、安定性と快適性を追求した「ゲルカヤノ32（GEL-KAYANO 32）」6品番を、2025年6月12日、アシックスのオンラインストアと直営店（ファクトリーアウトレットを除く）、一部のスポーツ用品店で先行販売した。7月26日からは全国のスポーツ用品店で順次発売する。価格はすべて2万2000円（税込）。

「ゲルカヤノ（GEL-KAYANO）」シリーズは、1993年から展開しているアシックスジャパンを代表する長距離ランニング用高機能モデル。長時間の走行でもスムーズに足を運べるようサポート力を高め、足元のぐらつきを抑えることで安定性を向上させ、多くのランナーのフルマラソン完走を支えてきた。走行によって変化するランニングフォームに対応する「フォーディガイダンスシステム（4D GUIDANCE SYSTEM）」を採用し、安定性と快適性の両立を図っている。

「フォーディガイダンスシステム」は、走行距離とともに変化するランナーの動きを研究して開発した複合的な機能構造。かかと部分に適切な傾斜をつけることで、ヒールコンタクト（かかとからの接地）をよりスムーズにする。さらに、ミッドソール（甲被と靴底の間の中間クッション材）を内側のかかとから中部にかけて広がる立体形状とし、走行時の過度な倒れ込みを抑える構造にしている。アーチ部分には、横方向に張り出すようにやわらかなフォームパーツを配置し、疲労時に求められる中部の安定性と快適な履き心地を両立させた。靴底の接地面積も広げることで、安定した足運びを支える設計となっている。

今回発売するモデルでは、ミッドソールの前部を前モデルより約2ミリ厚くし、全面に軽量でやわらかなクッションフォーム材「エフエフブラストプラス（FF BLAST PLUS）」を採用した。さらに、かかと部分には、足への負担を軽減する衝撃緩衝機能「ピュアゲル（PureGEL）」を内蔵している。

アッパー（甲被）には、部位ごとに編み方や通気孔の大きさを変えることで通気性とフィット性を高めた「エンジニアードメッシュ」を採用している。また、アッパーの内側とベロ部をつなげた構造により、足とシューズの一体感やフィット性の向上を図った。

靴底には、独自開発のラバー素材2種類を組み合わせた「ハイブリッドアシックスグリップ（HYBRID ASICSGRIP）」を採用し、グリップ力と耐久性の両立を図っている。中部には、さまざまな路面状況でも高いグリップ力を発揮する「アシックスグリップ（ASICSGRIP）」を使用。着地や蹴り出し時に負荷がかかりやすいつま先部分とかかと部分には、同社従来品と比べて約3倍の耐摩耗性を持つ「エーハープラス（AHARPLUS）」を採用している。