コス(COS)が東京・青山の旗艦店をリニューアルオープン

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ロンドンを拠点とするファッションブランド、コス(COS)は、2014年のオープンから10周年を迎え、2024年11月28日に東京・青山の旗艦店をリニューアルオープンした。

同店は、コス専属のインテリアデザインおよびサステナビリティ専門チームが手掛け、日本で初めて環境に配慮したコンセプトを採用。サーキュラーデザイン(循環型経済を実現するデザイン)の理念に革新的な要素を加え、地域コミュニティから得たインスピレーションを融合させた空間を実現した。

約437平方メートルの店内は、自然光が豊かに差し込み、厳選された素材の質感が際立つ心地よい空間が広がる。日本の彫刻家、三沢厚彦氏が手掛けた「真裸(しんら)」の杉材を使用したラウンジチェアとテーブルが設置され、特徴的なポイントとなっている。また、ノーム・アーキテクツ(Norm Architects)によるモジュール式ソファが配置されており、木製フレームや精緻な継ぎ目の仕上げには、日本の家具メーカー、カリモクの伝統的な職人技への敬意が込められている。

店内では、コスの最新コレクションが、MOSO®の竹製ワードローブやショーケースに美しくディスプレイされている。リサイクル素材を活用したスマイル・プラスチックス(Smile Plastics)の棚にも展示されているほか、フロアには90%がリサイクル素材で構成されたグラッシ・ピエトレ(Grassi Pietre)のテラゾータイルを採用。持続可能性への取り組みが感じられる。また、残糸を活用してオーダーメイドで製作されたカスタール(Kasthall)のハンドタフテッドウールラグや、パピエマシェと合板を用いたペーパー・ファクター(Paper Factor)の手作りテーブルも設置されている。

アーティストや職人との交流を深める試みの一環として、東京出身の抽象画家アイリス・イッセン(Iris Issen)さんの作品を展示。彼女のキャンバスシリーズは、侘び寂びの精神を取り入れ、人の身体と蘭の花びらの繊細な関係を描写。光と質感を巧みに活用し、静けさや儚さ、さらに驚きが調和する世界観を表現した。

同店では、ウィメンズウェアとメンズウェアの最新コレクションを展開。上質な素材と緻密なテーラリング、さらにモダンなディテールを組み合わせ、タイムレスなデザインを提案している。

コス(COS)について

ロンドンを拠点とするファッションブランド、コスは、現代文化にインスパイアされたアイコニックなワードローブや、再解釈によって新たな付加価値を持たせた定番アイテム、永続的に使用できる革新的なデザインの商品を展開している。商品のクオリティとサステナビリティへの取り組みを重視し、オリジナルのデザインに機能性とタイムレスなスタイルを兼ね備えたコレクションを提供している。デザインのディテールを適宜見直し、リサイクル素材や再生素材など、革新的かつ持続可能な方法で調達された生地を採用し、環境に配慮したコレクションを展開している。

アイリス・イッセン(iris issen)さん

アイリス・イッセン(iris issen)さんは、東京で生まれ、ロンドンで育った独立系の抽象画家。東洋と西洋、それぞれの美学に影響を受けた彼女の作品は、侘び寂びが持つ静かな美しさや、東洋的な宇宙観の深遠さを讃えている。作品では、陰陽思想に基づく宇宙的な二元論や五行思想の調和を反映した4色のモノクロームパレットを用い、空間、幾何学、感情との現代的な対話を描き出している。

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