「ユニクロ新宿本店（UNIQLO SHINJUKU HONTEN）」オープン。新たなグローバル旗艦店で未来を見据えるファッションの拠点

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ユニクロ新宿本店、ビックロ跡地にオープン – 日本初のグローバル旗艦店

創業40周年を迎えたユニクロ（UNIQLO）は、2024年10月25日、新宿のビックロ跡地に日本で4年ぶりとなるグローバル旗艦店「ユニクロ新宿本店（UNIQLO SHINJUKU HONTEN）」をオープンした。10月23日に行われた記者説明会には、ファーストリテイリングの遠藤真廣グループ執行役員と、店舗デザインを手掛けたクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が登壇した。Text & Photo : Shinichi Higuchi（樋口真一）

遠藤グループ執行役員は、「社内でも『第四創業』と称しており、今後の5兆円、10兆円規模の成長を目指す、その最初のグローバル旗艦店という強い思いがあります。だからこそ、『本店』という名前を冠し、この店舗が世界中のユニクロ店舗の本店であるという意気込みを込めました。最新のサービスや商品をお届けすることで、非常に険しい道ですが、世界一の売り上げを誇る店舗にしたいと考えています」と語った。

ユニクロの新ビジョンと新宿本店の意義

遠藤グループ執行役員は、新宿での新店舗オープンについて「次の5兆円、10兆円に向けた新しいグローバル旗艦店です。インバウンドも回復し、もはや新宿は日本だけでなく、世界の新宿と考えています。すでに新宿には4店舗がありますが、世界一の乗降客数を誇り、海外から多くの来訪者が訪れる新宿のお客様に満足いただくために、さらに新宿最大の店舗を出店することを決めました。日本人だけでなく、海外からのお客様も増えており、既存の4店舗だけではお客様のご期待に応えられないというのが1番の理由です」と説明した。

ユニクロ新宿本店の商品ラインナップと多彩なサービス

「ユニクロ新宿本店」は、新宿エリアで5店舗目、エリア内で最大規模の店舗となる。メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビー、UT商品のフルラインナップに加え、日本国内では扱っていない欧米向け商品を特別に厳選して提供。

コラボレーション商品と特別サービスで注目を集める「ユニクロ新宿本店」

また、新宿に長く店舗を構える企業や店舗とのコラボレーション商品、UNIQLO FLOWERやUNIQLO COFFEEの販売、RE.UNIQLO STUDIOによるお直しサービス、オリジナルのTシャツやトートバッグを作成できる「UTme!」など、多彩なサービスを展開している。

店舗名に込められた思い – なぜ「ユニクロ新宿本店」なのか

店舗名を「ユニクロ新宿本店」にした理由については、「理由は4つあります。まず1つ目は、現在、世界に2500店舗がある中で世界一の売り上げを目指すという意気込みを『本店』という名前で表現したかったからです。2つ目は、新宿の商業エリアには個性的で多様なお店が立ち並び、その中心となってこのエリアをさらに活気づけたいという意味で『新宿本店』と名付けました。3つ目は、新宿には5店舗があり、その中で最大の規模を誇る店舗であることを示すために『新宿本店』としました。そして最後に、新宿で暮らす方々や働く方々、つまり最も大切なお客様である地域の方々にとって、最も信頼される店舗になりたいという思いを込めて『本店』と名付けました。世界で唯一の『本店』という名前にふさわしい店舗にするため、努力してまいります」と話した。

新宿最大のユニクロ、新たな進化を遂げる店舗デザインの背景

店舗デザインを担当した佐藤氏は、「ユニクロは、店舗自体が最大のメディアであり、お客様とのタッチポイントであり、世界に対して何をしたいかを伝える場と考えています」と述べ、新店舗の意義を強調。

ビックロの伝説を越え、新宿本店で新たな歴史を刻む

ビックロ跡地での新店舗計画については、「一瞬ビックロを再び展開することも考えましたが、伝説は伝説として残すべきだと結論づけました。同じコンセプトのビックロを再オープンしても、最初は話題になるかもしれませんが、その勢いを維持するのは難しいでしょう。ユニクロのサービスも当時と比べて多様化しており、表現したいことも変化しています。時代の進化やインバウンドのお客様の増加を総合的に考慮し、全く新しいものを作り、時代に合った進化を目指すことが前向きな選択だと判断しました」と語った。

遠藤グループ執行役員も、「新宿を訪れるお客様の目はますます肥えてきています。そうしたお客様に応えるため、ビックロというコンセプトを超えるより良いアイデアが必要だと考え、『新宿本店』という店名にその思いを込めました。目の肥えたお客様にも満足していただける商品やサービスを提供するため、イメージを大きく刷新することが現代のニーズに合い、現在新宿にお越しいただいているお客様にも適していると判断しました。この仮説に基づき、新たな取り組みを進めていきます」と新店舗への期待を示した。