アシックス、パリ2024パラリンピック難民選手団にオフィシャルスポーツウエアを提供

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アシックスは、パリ2024パラリンピック競技大会に出場する難民選手団(Refugee Paralympic Team、略称RPT)に、オフィシャルスポーツウエアやシューズを提供します。対象となるのは、アスリート8人、ガイドランナー2人、およびそのスタッフ。

提供されるスポーツウエアは、決断や強さを象徴する「矢絣(やがすり)」のデザインを、国際パラリンピック委員会(International Paralympic Committee、略称IPC)のシンボルマークカラーである赤・青・緑を取り入れて表現したデザインが特徴。素材は軽量で吸水速乾性に優れたものが使用されている。

パラリンピック難民選手団は、非常に困難な逆境を乗り越え、パリ2024パラリンピック競技大会への出場を果たしたアスリートたち。8月28日にコンコルド広場で開催される開会式では、難民選手団が最初に行進する。

アシックス廣田康人会長CEOは、「パラリンピック難民選手団をサポートできることを大変光栄に思います。パリ2024パラリンピック競技大会で躍動する選手たちの姿は、世界に大きな夢と希望を与え、真の共生社会とは何かを考えるきっかけを与えてくれます。アシックスは『健全な身体に健全な精神があれかし』を創業哲学に掲げ、世界中のすべての人々の心身の健康向上に寄与する活動に努めています。今後も、誰もが一生涯運動・スポーツに関わり、心と身体が健康でい続けられる真の共生社会の実現に向けて取り組んでまいります」とコメント。

アメリオ・カストロ・グルエソ選手(車いすフェンシング)は、「オフィシャルスポーツウエアを提供いただき光栄です。パリという大舞台で着るのがとても楽しみです。スポーツは私の人生を変えました。スポーツのない人生なんて考えられません。このパラリンピック難民選手団の一員となり、パラリンピックに出場することは夢のようです」と語っている。

イブラヒム・アル・フセイン選手(パラトライアスロン)は、「私たちはチームというより家族だと感じています。困難な道のりには多くの共通点があり、お互いの人生を知っているかのように理解しあうことができます。パラリンピック難民選手団の一員であること、多くの難民と障がいを持つ方を代表していることを誇りに思います」と述べている。

ザキア・フダダディ選手(パラテコンドー)は、「パラリンピック難民選手団初のメダルを獲得できたら夢のようです。もし実現すれば、どんなに困難な状況に直面しても、決してあきらめてはいけないことを示すことができ、世界中の人々に大きな感動と希望を与えることができると思います」としている。

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